税理士ドットコム - [勘定科目]前経理担当者による不正経理について - 可能性として考えられるのは、未払金で計上してお...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 勘定科目
  4. 前経理担当者による不正経理について

前経理担当者による不正経理について

過去の取引を調べています。

工事未払い金が約2千万あります。
前経理担当者は、払ったと言っていますが
工事未払い金で処理されていません

どの科目を使って処理をしているかわかりますか?

建設業経理初心者です。

税理士の回答

可能性として考えられるのは、未払金で計上しておきながらも支払うときに建物(建設仮勘定)で処理してしまったケースです。
あるいは、払ったと勘違いしているだけで、実際には支払っていないことも考えられます。
悪いことを考えれば、未払金の支払いのため、お金は会社から受け取っておきながら横領して、支払っていないこともあり得ますが、この場合、未払金がなくなりませんから、発覚し易いので普通はやらないでしょう。
やるとすれば、経費水増しで、水増し分の着服とかだと思います。

実際、どの科目かは、帳簿と証憑類(領収書や請求書類など)を精査してみないと分かりません。

 どの勘定科目で経理処理されたのか、考えられる確認方法の一つをお伝えします。

 「工事未払金」の場合、工事(現場)名と取引先名が整理されていると思います。
 そこから一つ一つの工事に係る経費の請求書を確認いたします。
 なお、どこの業者に対する「未払金」か把握されていると思われますので、該当する業者に対する実績をチェックします。
 同じ取引先の場合、同じ時期に同じように支払っている可能性がありますので、前後の支払い実績から推察して確認します。

 また、相手方からの請求書によりますが、請求金額と当月支払った金額が記載されているような請求書であれば、支払った時々の勘定(科目)から確認していくことが出来ると思います。

 それでも確認ができなかった場合は、取引の相手先に問合せをすることにより、いつ支払ったのかが分かりますので、支払日から解明するのも一つだと思います。
 ご検討ください。

回答ありがとうございます

相手先との請求のみが怪しいです。
1年で3現場あって黒字なのに2千万の工事未払金が残っています。

前に相手先から3現場の振込一覧表をもらいました。

その一覧から年月日、振込金額を当社の通帳と照らし合わせてますが振込金額があったりなかったりで数字が一致しません。

前経理担当者が不正行為した事になりますか?
前経理担当者は、28年勤務です。

内容を精査してみないと分かりません。不正行為かどうか、一般論で決めつけるのは危険です。

そもそも、未払金のような目立つ科目で勘定を残すのは証拠を置いて、捕まえてくれと言っているようで、横領等をしているならしない行為だと思います。

むしろ、過去に利益が出すぎてしまったので、経営者の指示のもと架空未払金を計上した可能性もあり、不正経理の原因を探るのが怖い面もあるかもしれません。

回答ありがとうございます

そうですね、もう少し調べてみます。

 回答が遅くなり申し訳ございません。

 内容を精査しないと一概に「不正」(特に経理担当者の)とは言えません。考え方としては、長谷川先生と同意見になります。

そうですね、本人にも聞いてみます。

本投稿は、2020年09月15日 13時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

勘定科目に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

勘定科目に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,174
直近30日 相談数
658
直近30日 税理士回答数
1,234