雇用調整助成金の勘定科目について
当社は現在「雇用調整助成金」を受け取っており、勘定科目「雑収入」で処理しておりますが、ネット等で調べてみると「特別利益」として処理している事例が見受けられます。
雑収入と特別利益との相違点と、雇用調整助成金はどちらの勘定科目で処理するのが良いのか、先生方のご意見を教授頂きたく、宜しくお願いします。
税理士の回答
一般的に雑収入は営業外収益になりますので、経常利益に影響しますが、特別利益は経常利益には影響せず、税引前当期純利益に反映されます。
各事業年度の経常利益の比較を行う場合などに、雑収入に臨時偶発的な大きな金額が入っていると正確な分析ができない可能性があります。
雇用調整醸成金は臨時偶発的な収入ですので、会計上は特別利益に計上する方がより適切かと思います。
法人税法上は、収入を売上や営業外収益、特別利益などで区分せず全て益金で認識しますので、影響はありません。
早速のご返答ありがとうございました。
相違点も解りやすく説明頂き、腑に落ちました。
本投稿は、2021年01月28日 10時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。