目的積立金の意味について
目的積立金を取り崩す場合は、
○○積立金/繰越利益剰余金
と、純資産から純資産へ振り替わるだけですがどのような意味があるのでしょうか。
新築積立金、修繕積立金、偶発損失積立金、と目的を限定したものがありますが、積立金を取り崩したところで損益に影響して来ませんよね?
一体何のために積立をしているのでしょうか。(何のため?会社により目的は様々だとは思いますが・・・)配当による外部流出を防ぐといっても結局、利益剰余金に振り替わっては同じことではないでしょうか。
例えば、社屋の大規模な修繕があり500万円掛かったとします(仮に全額損金)じゃあ修繕積立金を取り崩しましょう。といってもPL上何も影響ありませんよね?
"積立金"と言うと突発的な費用が発生した際に充当するようなイメージですが違うのですね。難しいです。
税理士の回答
当期の利益は利益ですが・・・将来のために使う場合には、その目的のために積立てます。
役員退職積立金・・・
結局、利益剰余金に振り替わっては同じことではないでしょうか。
上記考えが間違っています。
役員が、30年後に退職。
退職金が、50,000,000円とすると、P/Lが、50,000,000円損失です。
利益で積み立てていると、
それを、
取崩して、P/Lに持ってきます。
利益
取崩益50,000,000
損失
退職金50,000,000
当期の会計上の利益に影響を与えません。
宜しくお願い致します。
ご回答ありがとうございます。若干混乱しております。申し訳ございません。
社員旅行を行ったと仮定します。費用は実費で500万。任意積立金の1つとして旅行積立金が1,000万あります。
①福利厚生費/預金 500万
②旅行積立金/繰越利益剰余金500万
PL上の税引前利益−500万
取崩しても当期の利益額は変わらない。このような処理を想定しておりました。
先生がおっしゃるように取崩益を立てるとなるとこのような処理でしょうか。
①福利厚生費/預金 500万
②旅行積立金/取崩益 500万
PL上の税引前利益0
500万利益回復
任意積立金の内容、目的別によって処理内容が異なるという事でしょうか。
任意積立金を積み立てたときの仕訳を考えてください。
繰越利益剰余金/任意積立金と純資産の内部留保内で振り替えたに過ぎず費用は一切発生していません。
これを取り崩したときに貸方に戻入益などで処理すれば、根拠のない収益が突然どこかから湧いてきたことになります。
引当金のように繰入時に費用処理するのであれば戻入時に収益処理するのとは根本的に異なります。
単年度の損益だけみれば、ご質問のように費用のみが計上され積立金の取崩しで益がでないのであれば何のため?という疑問は生じるのかもしれませんが、そもそも任意積立金は配当で流出する内部留保の制限や株主などのステークホルダーに対して蓄積した利益を経営陣がどのように将来使うかを示すものであって、引当金のように将来発生する費用をカバーするためのものではありません。
裏を返せば、ステークホルダーが限られる同族会社や小規模な会社の多くは任意積立金を積み立てていません。
社員旅行を行ったと仮定します。費用は実費で500万。任意積立金の1つとして旅行積立金が1,000万あります。
10周年記念のために利益から積み立てていたと考えます。
積立金の名前=記念旅行積立金とします。
①福利厚生費/預金 500万
②旅行積立金/繰越利益剰余金500万・・・これは取り崩していない。仕訳も間違い。
PL上の税引前利益−500万
取崩しても当期の利益額は変わらない。このような処理を想定しておりました。・・・この想定が間違っています。
取り崩すと、当期利益は変わります。繰越利益ではない。
仕訳が間違っています。
福利厚生費ではなく10周年は、販売管理費では落としません。
特別損失の部に
10周年記念旅行費5,000,000現金預金5,000,000
そして、
特別利益の部に
記念旅行積立金5,000,000記念旅行積立金取崩益5,000,000
ですので、P/Lは、+ー0円です。
先生がおっしゃるように取崩益を立てるとなるとこのような処理でしょうか。
①福利厚生費/預金 500万
②旅行積立金/取崩益 500万
PL上の税引前利益0
500万利益回復
任意積立金の内容、目的別によって処理内容が異なるという事でしょうか。
この質問については、申し訳ありませんが・・・会計を学習し直してください。
本投稿は、2023年06月13日 17時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







