株価評価 決算期
B社が保有していたA社株式を、C社が買い取る場合の株価評価について教えてください。
・ABCの3社はすべて3月決算法人とする。
・株の異動はH31.3.31とする。
上記の場合、株価評価に使用する財務情報は、直近決算である、H30.3.31を使用すれば良いのですか?
また、類似株価については、H31.1〜3を使用すべきだと思いますが、国税庁の発表を待っていたら、申告期限に間に合わないように思います。上記の場合はどのように処理すれば良いのですか?
税理士の回答
取引相場のない株式の類似業種比準方式の比準数値は、直前期末の数値によります。
「参考」
直後期末の方が課税時期に近い場合
【照会要旨】
類似業種比準方式によるときには、課税時期が直前期末よりも直後期末に近い場合であっても、直前期末の比準数値によって評価するのでしょうか。
【回答要旨】
直前期末の比準数値によります。
(理由)
類似業種比準価額を算定する場合の比準数値について、財産評価基本通達183(評価会社の1株当たりの配当金額等の計算)のとおり定めているのは、財産の価額は課税時期における時価による(相法22)と規定されていることを前提として、標本会社と評価会社の比準要素をできる限り同一の基準で算定することが、より適正な比準価額の算定を可能にすると考えられることのほか、課税時期後における影響要因を排除することをも考慮したものといえますから、仮に直後期末の方が課税時期に近い場合であっても、直前期末の比準数値によることになります。
本投稿は、2019年04月10日 13時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。