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所有移転ファイナンスリースの最終年度処理について

現在決算作業を行っている、昨年度期中に所有移転ファイナンスリースの最終年度を迎え、3月末に最後のリース費用(リース債務にて処理)と見積価格の10%を支払い所有移転がなされました。

お聞きしたいのが、①今回の決算にてリース資産から機械器具など通常購入の固定資産科目へ振替が必要なのか、②また振替た場合、その際に今までリース資産減価償却累計額に積みあがっている額を機械器具などの減価償却累計額へ振替が必要なのかというこ2点です。

読みにくい文章ですが、お知恵をお借りできればと思います。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

①リース資産ではなくなりましたので、機械装置などの科目に振替えます。
②間接法で会計処理を行っているようですが、減価償却累計額は振替えません。購入時の取得価額は(リース資産の帳簿価額-リース資産に係る減価償却累計額)+購入代価となり、この取得価額を貴社が採用している償却方法により減価償却していきます。

前田先生

ご回答ありがとうございました。
②のご回答についてなのですが、減価償却累計額は振替無いということですが、では固定資産としては機械、累計額としては途中まではリース資産減価償却累計額、そして機械に振り替えた後には機械減価償却累計額で処理するという考え方でしょうか。
処分する際には、
リース資産減価償却累計額 ×××× / 機械 ××××
機械減価償却累計額    ×××× /
このような処理であっているでしょうか。

ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

元の仕訳が不明なので一般的な所有権移転ファイナンスリース取引の仕訳をしており、且つリース債務が買取時に0である前提で回答します。
(借方)リース資産減価償却累計額、機械装置
(貸方)リース資産、現金預金

従いまして、借方にまだ減価償却が始まっていない機械減価償却累計額があること、貸方に機械(機械装置の帳簿価額がマイナスになる)があることから違います。

追加質問は買い取った機械を処分するときの話ですか?当初のご質問と異なるので読み違えました。
(借方)機械装置減価償却累計額、固定資産除却損/(貸方)機械装置、です。
そもそもリース資産を買い取った時の処理は➀の回答の通り、機械装置などの他の科目に振り替えるのですから、機械装置を処分するときにリース資産減価償却累計額があるのはおかしいので違います。

リース資産と機械装置が同一のモノなので混同されているのでありませんか?
リース資産の所有者はあくまでリース会社で、所有権移転ファイナンスリースは売買処理として処理しているに過ぎません。
リース終了後の買い取りは中古資産を貴社が取得しているのです。
それぞれを分けて考えて処理してください。

お礼が大変遅くなり申し訳ございませんでした。
このたびはご回答くださり、感謝申し上げます。。
いただいたご回答を参考に処理を進めたいと思います。
ありがとうございました。

本投稿は、2023年05月01日 17時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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