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法人化後の給料振り込みについて

お世話になります。

個人事業主から株式会社へ、今年の2月末に法人化しました。
個人事業主で使っていた口座から私の給料を振り込んでも問題ないでしょうか。

私は楽天市場でショップを出しており、楽天市場も「個人から法人へ」変更申請中です。
申請が通らないと楽天では法人口座を開設できず、現在結果待ちの状態です。
(申請結果は3ヶ月ほどで出ると担当者から聞かされており、2ヶ月が経過しようとしているところです。少なくともあと1ヶ月は待たないといけないかと思われます。)

時間が掛かりますが、法人口座が出来るまで、もうしばらく待った方がいいのでしょうか。
それとも個人事業主口座から給料を送っても問題ないのでしょうか。

みなさんのお力添えいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いします。

・社員は私1人だけです。
・個人事業主で使っていた口座は、もちろん事業で使ったお金のみ動いてます。(個人的な使用はないです。)

税理士の回答

出水祐介

結論から申し上げると、楽天市場の申請が完了し、法人口座が開設されるまでの間、以下の選択肢が考えられます。

①待つ
法人口座の設立を待ち、その間は給料の支払いを保留にする。これが最も安全な選択肢です。

②一時的な使用
法人化後も継続して個人事業主口座を使用することは避けるべきですが、緊急を要する場合は、個人事業主時代の口座から一時的に給料を支払うことが可能です。ただし、この取引を明確に記録し、法人口座が開設され次第、すぐに全ての金融活動を法人口座に移行する必要があります。
本来、法人口座が開設されるまで待つのが最も望ましいですが、避けられない事情で個人口座を一時的に使用する場合は、その事実を明確に記録しておくことが重要です。
法人としての取引を個人口座で行う場合は、必ずその理由と取引の詳細を記録し、法人口座が開設されたら速やかに移行することが求められます。


また、余談ですが、法人化された後は、理想的には法人の名義で開設された銀行口座を使用してすべての取引を行うことが望ましいです。これには、税務上の透明性を保つとともに、法人としての信用を確立するための理由があります。

なお、個人事業主時代の口座を使用することは、以下の理由で推奨されません。

1.税務処理の明確化
法人としての取引と個人としての取引を明確に分けることで、税務調査時に問題が発生するリスクを低減できます。

2.法的な区分け
法人と個人の資金は法的に区分けされるべきで、混在させると法人の法的地位が不明瞭になり得ます。

3.信用度の問題
法人口座を使用することで、取引先や金融機関に対しても法人としての信用を築くことができます。

本投稿は、2024年05月02日 16時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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