開業費の仕訳と、開業前の融資の仕訳について
今年4月より開業しており、事業用に個人の名義で普通預金を用意しまして、
昨年より事業の資金運営をしております。
そこで、3月31日までの出金は4/1付で開業費として事業主借で一括計上しまして繰延資産に、、4月からは会計ソフトの残高を合わせて口座管理を。と考えておりますが合っていますでしょうか?
また、3月に融資を受けており、口座に入金があります。こちらの入金の仕訳をどうしたら良いのかわかりません。???/長期借入
まとめますと
開業は4/1
●現金、個人資金での開業費は全て事業主借で4/1付で一括計上(Excelにて内訳管理、領主書あり)
事業用の普通預金での開業費も全て事業主借で4/1付で一括計上(Excelにて内訳管理、領収書あり)
⇒開業費として減価償却 で合っていますでしょうか?
●上記のように仕訳をすると、3月に受けた融資の入金は普通預金で計上すると残高が狂うのでどうしたら良いのでしょうか?
まだ勉強不足でして教えて頂けると助かります。宜しくお願い致します。
税理士の回答

開業費の仕訳
開業費は開業準備のためにかかった費用を合わせたもので、これらは一度「繰延資産」として計上されます。その後、任意償却により毎年少しずつ経費として計上することが可能です。開業費用をすべてまとめて事業主借で4月1日付として一括計上し、その内訳をExcelで管理するのは正しい手法です。開業費は税法上「任意償却」が認められており、初年度に全額を経費にすることも可能です(参考:Freeeの解説記事)。
融資の仕訳
3月に受けた融資については、下記のように仕訳します。
借入時の仕訳例:
借方:普通預金 xxx 円(実際に振り込まれた金額)
貸方:借入金 xxx 円(借りた総額)
各手数料や印紙代はそれぞれ「支払手数料」や「租税公課」として計上します。
このように融資の入金時には、実際に受け取った金額を普通預金に計上し、借入金として全額を貸方に計上することで、会計ソフトの残高とのずれを防ぐことができます。
早速のご回答をいただき、ありがとうございます。
開業費について合っている事がわかり、安心致しました。
また、融資の仕分けも、そんな方法が、、と思い早速入力をと思いました。
わかりやすく教えて下さりありがとうございます。
融資の仕分けを早速入力しようと思ったのですが
会計ソフトの預金の開始残高を4月1日の残高に合わせるにあたりまして
分からない事がありました。
融資の入金は3月28日に入金がありました。融資の仕分けは4/1に入力をしようと考えておりますが
そうしますと、開始残高は実際の残高から融資の入金額を引いた金額に
設定しても良いのでしょうか?

融資の入金が3月28日に実際に行われた場合、4月1日の会計ソフトにおける預金の開始残高は、融資の入金を含んだ実際の銀行残高に設定する必要があります。つまり、融資の入金後の残高を正確に反映させるべきです。
開始残高を設定する際には、必ず実際の銀行取引が反映された金額、すなわち3月末時点の実際の銀行残高と一致させてください。これにより、4月1日以降の会計データが正確になり、その後の取引の記録や財務報告にも整合性が保たれます。
融資の入金を引いた金額に設定してしまうと、実際の会計データとのずれが生じる可能性があるため、そのような設定は避け、実際に銀行で確認できる残高に基づくことが重要です。この方針に従って設定を行うことで、正確な会計記録が維持できます。
かしこまりました。
ありがとうございます。
開始残高は銀行残高と必ず合わせるように致します。
何度もお聞きしてしまい申し訳ございませんでした。
4/1以前に受けた融資の返済残は開始残高の長期借入に入力という事ですね。
大変助かりました。ありがとうございます。
本投稿は、2024年10月15日 14時46分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。