車の売買について
個人から法人になるため、個人名義の車を法人に売買する予定です。
中古車市場価格が50万円の車だった場合±いくらまでなら売買金額の妥当性があると評価されますか?
中古車市場価格=売買価格が適正なのはわかりますが、法人成したばかりですので会社のお金を少しでも残しておきたいと思っています。
税理士の回答

坪井昌紀
まずは中間的な価格を基にするのが原則です。
市場で数多く存在する価格の振れ幅が限界値だと思います。
もちろん、ポツンと存在するような異常値は参考にすべきではないです。
例えば、サイトで参考にした価格で決定したのであれば、それを印刷して保存しておくと良いでしょう。

会社のお金を残したい=売却金額を低く設定されたいということですよね。
売買金額は「時価」に基づき、
・中古車査定における買取価額
・店頭販売価額
などを参考に決定します。
また、時価と帳簿価額の差が少ない場合は、帳簿価額を売却価額とされても問題ないです。
また、時価の1/2未満で譲渡すると、時価で譲渡したものとみなされ、個人側はみなし譲渡課税、法人側は受贈益課税の対象となります。
よって、下限は時価の1/2として、時価や帳簿価額を元に価格決定されると良いかと存じます。
◆ご参考
・No.3217 時価より低い価額で売ったとき
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3217.htm
本投稿は、2025年07月29日 12時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。