カーローン返済後の差額について
ご教授願います。
令和3年にトヨタファイナンスで300万円を借りて車両を購入し長期未払金を計上。
トヨタファイナンスの金利が高かった為に、令和7年中に残債を銀行で借り換えしました。
借換時の残債(その時点のお支払後残高)は200万円でしたが、トヨタファイナンスがアドオン方式ではなかった為、返済は180万円ですみました。
ここで、トヨタファイナンスのローンは完済となりましたが、長期未払金に差額20万円が残りました。
この差額20万円について会計処理についてご教授いただければ幸いです。
(雑収入の計上か、それとも個人事業主なので事業主勘定で処理などでしょうか)
借換後の銀行では、金利は低くなりましたが利息を支払う必要があります。
税理士の回答

増井誠剛
本件の20万円は、トヨタファイナンスへの支払総額が当初計上した未払金残高を下回ったことによる債務免除益に相当します。したがって、事業用資産に係る借入金の帳簿上の債務が消滅した場合には、雑収入として益金算入するのが原則です。
ただし、個人事業主の場合で、その車両が事業用と私用の共用資産であれば、事業使用割合に応じて按分処理することが適切です。すなわち、事業使用分は雑収入、私用分は事業主貸で処理します。なお、借換後の銀行借入に関しては、支払利息を従来どおり利息割引料として経費算入して差し支えありません。
本投稿は、2025年10月21日 10時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。