帳簿は自作のものでもよいのでしょうか
複数の帳簿をつけていくうえで市販されているものや既存のソフトなどではなく自分で作成した用紙又はダウンロード形式のテンプレートなどでも大丈夫なのでしょうか。
税理士の回答

全く問題ありませんが、であれば、無償の会計ソフト等、低額の会計ソフト等の利用が安心かとは存じます。

髙須賀章隆
仕訳帳や総勘定元帳は主要簿と呼ばれ、これらはとても大切な帳簿となります。仕訳帳、総勘定元帳が作成できれば会計ソフトを利用する必要はありませんが、会計ソフトを利用されることをオススメします。クラウド会計が便利だと思いますが、ご質問者様の利用しやすいソフトを選ばれると良いと思います。

No.2080 白色申告者の記帳・記録保存制度
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2080.htm
帳簿は自作で問題ありませんが、エクセル形式(CSV)のデータであれば、市販の会計ソフトへのデータ移行が簡単に行えます。

岡本好生
自分で作成した用紙やダウンロードしたテンプレートで帳簿を作成することには問題がありません。
ただし、個人事業者なのか会社なのか、個人事業者の場合に白色申告なのか青色申告なのかによって、アドバイスする内容が変わってきます。
1.個人事業者で白色申告の場合は、家計簿のような「単式簿記」で大丈夫ですので、エクセル等で作成した集計表で十分です。
2.個人事業者であっても青色申告をしたい場合や会社の場合は「複式簿記」での記帳が必要となりますので、エクセルでこれを作るとなると結構大変です。手作業で転記すると転記漏れや転記間違いが出てきますので、間違いを探し、修正する作業には時間がかかります。小規模事業であればエクセルで自動転記のフォームを作って帳簿とすることもできますが、エクセルのスキルが高い人じゃないと厳しいですね。
白色の帳簿を作ることがおできになるのでしたら、多少の勉強で会計ソフトの入力はできると思います。時間とコストを惜しまれるのでしたら、安価な会計ソフトの利用をお薦めします。
本投稿は、2018年08月06日 22時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。