決算処理について
2代目の経営者です。
現在、保証協会付で銀行で借入をしていますが、このたび全額返済しました。
保証協会とは30数年ほど前に根抵当での借り入れ契約をし、ぐるぐるとコロガシで借り入れ、返済をしていました(全額返済はありません)。
今回返済するにあたり、経理上の問題があります。
経理上、当初借入時、保証協会への保証料、設定費用等を資産計上したままで、その後、なんの処理もされずになっていました。(本来前払費用に計上し、年数で償却しなければいけない)。
たぶん、借り入れ当時、利益が出ていないこともあり、先代の社長と税理士が償却していなかったのではないかと想定されます。
科目も保健積立金という資産科目のため、発覚が遅くなりました。
正規なら、修正申告をしなければいけないのですが、期間も長く、費用と手間もかかるため、できえば、別の方法で処理をしたいです。
例えば、今期から5年償却で処理とかはできませんでしょうか。
ちなみに金額は340万ほどあります。
決算的にはずっと赤字が続いていたのですが、前々期から黒字転換しました。
今までお願いしてた税理士とは、決算上の意見があわずに退任をお願いしました。
なるべく税金をはらわずに、かつ税務署とも、もめたくもありません。
お忙しいところ誠にお手数ですが、より良い回答をよろしくお願いします。
税理士の回答

こんにちは、回答申しあげます。信用保証料は、保険積立金ではなく正確には「長期前払費用」として計上します。
また、当期分に関しては、「支払利息(支払保証料)/長期前払費用」として期間按分して費用計上いたします。
よって、過去分に関しの償却分もれは「前期損益修正損として計上してまずは期首の長期前払費用を計上し、その後当期分のみ償却します。
期間按分は、保証期間を全体として当期月数12と考えます。
何卒宜しくお願い申し上げます。
早速のご返事、誠にありがとうございます。
わからない点がございますので、ご質問をさせてくださいませ。
経理処理は以下の通りでいいのでしょうか?
長期前払費用を期間30年で按分した場合、全体340万÷30年 1年 11.333万 当期に返済のため 29年分の前期損益修正損とこの一年分の費用化となりますので、 長期前払費用 340万/ 保険積立金 340万 前期損益修正損 328.657万 /長期前払費用 328.657万
支払利息割引料 11.343万 /長期前払い費用 11.343万 でいいんでしょうか?
前期損益修正損分に関しては、当期の決算では、期間計算上影響がないので、税務上、その分は損金に計算されないのでしょうか?
ころがしでの借り入れで根抵当での借り入れがほぼ期間の定めがないと仮定する(当初の設定費用)と、前期分までの全額が損金算入否認という理屈はくつがえせないでしょうか?
なお、ご回答通りの経理処理した場合、決算時の別表での加算・減算はどうなるのでしょうか?
お忙しいところまことにお手数ですが、より良い回答をよろしくお願いします。
本投稿は、2016年07月28日 12時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。