棚卸時の在庫と帳簿「商品」のズレ(実地>帳簿)について
個人事業主です。
数年前から実際の在庫と帳簿の商品残高にズレが生じていたことが今になって発覚しました。
(2014年に在庫処分した仕訳を二重にして、商品を減らしすぎたようです。毎年決算時に、期末の実地棚卸高を「商品/期末商品棚卸高」としていますが、上記以来、商品の残高と一致していませんでした)
2015年末で、棚卸時の在庫商品は約7万円ですが、帳簿上では約6万円になっています。2016年の処理で、帳簿を本来の約7万円に戻したいです。
棚卸高が、実地<帳簿の時には、棚卸減耗損の勘定を使って仕訳するようですが、実地>帳簿の時には、どうやって商品の額を増やすように処理したら良いのでしょうか。(数年遡って修正しなくて良いですよね?今年の仕訳で調整できると良いのですが…)
ネットで調べてもわからず困っています。よろしくお願いします。
税理士の回答
お答えします。
遡って直すことは、決算は所定の法定や手続きで確定して、税務申告しているわけですから、基本的にはできません。(税務署として今期で直すことで問題なしにしてくれるという意味ではありません。過去の事業年度で、雑損を過大に計上していた、というところは、筋論からすれば、該当期では間違いになります。)
残高にない棚卸資産があるわけですから、受け入れなければなりません。
棚卸商品は期中は「商品」勘定ですので、それを増やし、
相手勘定は「雑収入」(摘要:過年度棚卸誤謬を受入)
という仕訳しかないのではないでしょうか。
借方 商品 1万円 貸方 雑収入 1万円 で摘要に理由を記載
税務申告をどうするかということは、さておいて、仕訳は上記で良いかと思います。
取り急ぎ回答とさせていただきます。
本投稿は、2017年02月03日 14時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。