開業時の会計処理と決算時の見越・繰延について
開業した時の初期残高と開業費、見越・繰延について教えてください。
昨年から個人事業主として開業しました。
開業するにあたり個人用の口座と業務用の口座を分けて運用しています。
カードも業務用のものは分けて、引き落としも業務用にした口座からされます。
1、業務用にする口座を開業日前に残高0円にして、開業日に入金をしました。
初期残高を0円にして、開業日に元入金として計上しています。初期残高に入れた方がいいでしょうか。
2、開業前の経費は一括で開業費として、開業日に帳簿に記入しました(内訳の表は作成してあります)。開業費は少額(約4万円)のため、開業年に一括で費用計上する予定です。
仕訳は次のようにしました。
借方 開業費 40,000円 / 貸方 事業主借 25,000円
/ 貸方 未払金 15,000円
貸方は全て最初は事業主借にしたのですが、一部カード払で翌年のカード分引落の仕訳でエラーが出てしまったので、事業主借と未払金に分けました。
この開業費の一部がドメイン料等の年間契約代金だったため、決算時に繰延が必要かと思います。
この場合は以下の決算仕訳でいいのでしょうか。繰延が必要なものはカード払(未払金)です。
借方 前払金 10,000円 / 貸方 開業費 10,000円
3、使用している会計ソフト会社の解説で調べた際に、見越・繰延金額が少なければ処理をしなくてもいいと書いてあったのですが、そもそも2の処理は必要ないのでしょうか。
見越金額は電話代約15,000円、繰延金額は上記の10,000円の予定です。
必要ないなら概ねいくらぐらいまでは大丈夫なのでしょうか。
4、未払金と買掛金は決算処理は必要ありませんよね?
いくつもお尋ねしてすみません。
自分で調べてみて処理をしたので、根本的に間違っていましたらご指摘ください。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。
1.開業した際の初期残高は、基本的にはゼロでよろしいかと存じます。現在の処理で差支えありません。
2.前払金とする処理でよろしいかと存じます。
3.基本的には、金額の大小に関わらず、きちんと計上した方がよろしいかと存じます。金額どうのという基準があるわけではありません。
4.未払金、買掛金は、期末残高が計上されているのであれば、特に処理する必要はありません。
以上よろしくお願い致します。
ご回答ありがとうございます。
よくわかりました。
1つお尋ねしもれていたことがありまして、商工会議所の年会費(4月~翌3月)を租税公課で計上しているのですが、租税公課も同じように繰延処理をしてもいいのでしょうか。
本投稿は、2017年02月18日 18時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。