一般社団法人の寄付金について
非収益の一般社団法人を運営しております。
仕訳についてのご質問です。
①寄付金は売上での計上でいいのでしょうか。
②寄付金を売上計上すると決算時に経費として使わなかった寄付金が利益になってしまうが、そうならないように一般正味財産への振り替えはどのようにするのでしょうか。その時一般正味財産は資本金の項目でいいのでしょうか。
③寄付金で車を購入しました。車を資産計上にすると、寄付金が減りません。どのような仕分けをすればいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
①正味財産増減計算書の経常収益に受取寄付金で計上するのが一般的だと思います。
②正味財産増減計算書で計算した当期一般正味財産増減額と一般正味財産期首残高を足したものが一般正味財産期末残高となり、この一般正味財産期末残高が当年度の貸借対照表の正味財産の部の一般正味財産になります。
③正味財産増減計算書で受取寄付金に計上したものは、減りません。
仕訳は、現金預金/受取寄付金、車両運搬具/現金預金、となるからです。
失礼とは存じますが、公益法人会計の基礎的なこと(正味財産増減計算書、収支計算書、貸借対照表、財産目録などの各財務諸表の繋がり方など)を理解していないと、決算を組むのは難しいと思います。
公益法人会計に詳しい税理士や会計士に直接指導いただいた方がよろしいかと思います。
ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通り公益財団は初めてですのでとまどっております。
正味財産増減計算書は作りますが、日々の仕分けは普通の会計ソフトを使っております。
会計ソフトには受取寄付金や一般正味財産などの項目がないため、どの部門に作ればいいのかわからなくて質問しました。受取寄付金は売上、一般正味財産は資本金の項目のところに作ればいいのでしょうか?
③正味財産増減計算書で受取寄付金に計上したものは、減りません。
車両など購入したら、正味財産増減計算書では、当期の一般正味財産減にはならないのでしょうか?その結果当期末残高は、車両の購入分は少なくなるのではないでしょうか?
会計ソフトでは車両は資産計上で受取寄付金を売上計上すると減りませんので、そこの整合性をどうするのかがわからないのです。
初歩の質問で申し訳ありません。お教えいただけましたら助かります。よろしくお願いいたします。
受取寄付金は売上、一般正味財産は資本金の項目のところに作ればいいのでしょうか?
→どのような会計ソフトをお使いかわかりませんが、受取寄付金は正味財産増減計算書の経常収益、一般正味財産は貸借対照表の正味財産の部、という回答しかできません。
車両など購入したら、正味財産増減計算書では、当期の一般正味財産減にはならないのでしょうか?その結果当期末残高は、車両の購入分は少なくなるのではないでしょうか?
→なりません。正味財産増減計算書とは一般企業でいう損益計算書だからです。固定資産などの購入は損益計算書には計上しません。
会計ソフトでは車両は資産計上で受取寄付金を売上計上すると減りませんので、そこの整合性をどうするのかがわからないのです。
→受取寄付金は収益で、減るのは寄付金として受け取った現金預金ですので当然です。
どうも、受取寄付金が残っていると、収益として法人税申告が必要であると勘違いされているようですが、受取寄付金と法人税法に規定する34種の収益事業は全く別物です。
申し訳ありませんが、どのような会計ソフトかわからない状態で、その使い方までこちらのコーナーで具体的に説明するのは不可能ですし、非営利事業と営利事業の基本的なことがわかっていないと理解できないと思います。
先ずは、公益法人会計の書籍で基本的なことを学ばれた後に、個別の仕訳の疑問点を抽出しないと、理解できないと思います。
無料のネットの相談コーナーで公益法人会計の全てを解説することは不可能です。
丁寧にありがとうございます。勉強いたします。
本投稿は、2021年06月18日 11時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。