課税売上割合が減ると消費税も減るで合ってますか?
課税売上が5億超の会社です。
本来非課税売上として分母に加算しなければいけなかったものを加算していなかったので今期から直すつもりなのですが、非課税売上が増えるという事は単純計算で課税売上割合が減るという事ですよね?
そうすると納付する消費税も減るという事で合ってますか?
税理士の回答

間違っています。
100/100+10=0.909
100/100+20=0.833
共通仕入れ消費税
1,000,000*0.909=909,000
1,000,000*0.833=833,000
差引する消費税は少なくなるので・・・
よって、納税する消費税は増えます。

課税売上割合が低下すると、控除できる消費税が減るので、納付する消費税は増加します。
課税売上割合は、控除できる消費税を計算する際に使用します。
課税売上げに対応するもののみが仕入税額控除の対象になるというのが原則ですので、課税売上割合が減少すると控除の対象となる消費税も減少します。したがって、納付する消費税が増加することになります。
なお、仕入税額控除の計算は、消費税法第30条第2項の規定により、個別対応方式又は一括比例配分方式のいずれかの方法により行う必要があります。
個別対応方式の方が控除できる消費税が多くなることが多いので、同方式を適用できる経理状況になっているのかを確認してください。
本投稿は、2021年12月05日 19時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。