サンプル目的ではなく、無料で販売する場合の仕訳
製造業です。海外顧客が使用していた当社製品が現地の地震により壊れたため数台購入することになりました。災害という特別な事情を配慮し、新たに購入しなければならなくなった数台のうち2台は無償で販売することになりました。この場合の仕訳についてアドバイスいただけますか。特に、売り上げをマイナスするのか、販売促進費などで費用化するのか、といったところがよくわかっていません。よろしくお願いします。
税理士の回答
法人が、災害による被害を受けた「不特定又は多数の者」を救援するために緊急に行う自社製品等の提供に要する費用の額は、広告宣伝費に準ずるものとして損金の額に算入することができるとされていますが、ごく限られた者のみに対して贈与(利益供与)を目的として行う自社製品等の提供は、寄附金又は交際費等に該当するとされています。
ご相談のケースでは取引先とのことですので、後者に該当するため無償の2台分に関しては交際費に該当するものと思われます。従って、無償の2台分に関しての仕訳としては次のようになると考えます。
(借方)交際費 *** (貸方)売上 ***
宜しくお願いします。
分かりやすいご解説、有難うございました!
本投稿は、2017年05月06日 15時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。