源泉について
源泉の金額の出し方を知りたいです
税理士の回答
こんにちは、
給与については、源泉所得税額表が税務署で無料で配布されています。
国税庁のHPでPDFでも見られます。
給料の額と扶養親族の数、によって、源泉所得税の額は決まります。
給料の額を税額表で見るときは、天引きで徴収している社会保険、労働保険等を控除した残額の数字で見ます。
扶養親族の数は、年初に扶養控除等申告書を従業員が会社に申告しているので、その申告内容に応じて定まります。
本人や扶養親族に、障害者などがある場合には、内容に応じて税額表を適用する際に扶養人数を増やすなど、調整が入る場合があります。
賞与は別の税額表が用意されていますので、その表で源泉徴収する税率を調べて、その税率を乗じて源泉所得税を計算します。
一方、従業員ではない外部の者に対する報酬・料金については、支払金額の、10.21%を源泉徴収します。100万円を超える支払額の場合には、100万円を超える部分に対しては20.42%の税率となります。請求書で例えば、10万円+消費税8千円、という請求書であれば、消費税を除いた10万円に10.21%をかけて源泉所得税を計算します。報酬・料金の場合には、社保も、扶養人数も加味せず上記の計算だけです。
以上は国税、所得税の話で、住民税については、翌年度6月から特別徴収で天引き納税する額が市区町村役所から通知され、その通知に記載されている額を天引き徴収して納付することになります。
以上が、ざっくりのご説明になります。
本投稿は、2017年05月10日 10時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。