個人契約の携帯は法人契約に移行必須ですか?
個人事業主から法人成りします。
仕事専用の携帯電話の契約は、現在は個人名義ですが、
そもそもこれは必ず法人契約に変える必要があるのでしょうか?
個人契約のまま個人から会社に請求するとよい、との類似質問への回答を拝見しましたが、請求とはどのようにすればいいのでしょうか?他社へ出す請求書と同じようなイメージでしょうか?
税理士の回答

新木淳彦
こんにちは。
個人事業主が法人成りするに際して、いろんな問題が生じますよね。
携帯電話の使用料も同様かと思います。
一つの方法としまして、お考えのように、個人から法人に請求書を発行し、それに基づいて法人が個人に支払い、経費化する方法もあります。
この場合には、通常の請求書と同じように対応頂ければ宜しいかと思います。
もう一つの方法としましては、携帯電話の契約会社に出向き、使用者の名義変更と使用料の口座の変更手続きをする方法です。
この場合には、名義人を法人名に変更させることが必要となります。
携帯電話も機械ものですから、いずれは古くなり買い替える時が到来します。その買い替え時には、法人名義にすることは忘れないようにして下さい。
ご検討をお願いいたします。
回答ありがとうございます
設立当初は個人名義で使っていても良いけれど、ゆくゆくは会社名義にした方が良いということでしょうか?
今使っている携帯電話の法人契約のプランを見ましたら、今の毎月の利用料金を超える値段だったので、個人契約のままの方が安く抑えられるな、と思ったものですから。

新木淳彦
こんにちは。
回答が遅くなり大変失礼いたしました。
仰る通り、ゆくゆくは法人名義にされる方が宜しいでしょう。
そのタイミングとしましては、携帯電話機器の買換えの時ですかね。
新たに買い替えた時点で法人名義にしませんと、個人の使用料として経費否認される可能性もあります。
だったら、今でもそうじゃないのと思われるかもしれませんが、状況が若干違います。
法人設立した時点では、既に保有している携帯電話機器がありましたので、そこは相当な理由に該当すると思います。
法人設立後に購入するものは法人で使うものであれば、法人名義で購入して下さい。
例えば、自動車でも同じことが言えます。
法人設立時に使用していた自動車は、当然、個人所有となっているはずです。この場合は、個人と法人とで賃貸借契約書を作成したうえで、法人使用することが出来ます。
法人設立後に、法人の資金で自動車を購入したとき、その自動車の所有者が法人ではなく個人名義になっていたら、それは法人から個人に対しての贈与又は給与として認定される可能性が高くなります。
購入後の維持費が、このままの方が安いからと、そのままにしておきますと、とんでもないことになる可能性もありますので注意して下さい。
よろしくお願いいたします。
詳しく解説して下さり、ありがとうございます。
買い替えのタイミングで法人に変更するように気をつけるようにいたします。
お忙しい中アドバイス下さりありがとうございました!
本投稿は、2022年04月13日 00時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。