法人から個人へ
私は会社を経営しているのですが、下請先の個人事業者がローンが組めず、仕事で必要な車が買えず困っているようで、相談を受けました。
どのような方法が法人税、消費税の観点から、一番メリットがあるのか教えて下さい。
1、私の会社で車を購入し、その下請け先に売却をして、分割払いで毎月支払いを受ける。
2、私の会社で車を購入し、車を貸し、毎月賃借料を受け取る。
3、車代相当額の金銭を貸付け、毎月返済の支払いを受ける。
税理士の回答
東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。
会社の消費税の状況、利益の状況により、変わる可能性がありますが、消費税が原則課税、利益が毎年一定額出ており、車を売却、貸付、金銭を貸付する際に、利益や利息をもらわないとすれば、どれを選択しても、基本的に税金に対する影響はありません。
ただし、会社は、無利息での貸付を行った場合、利息があったものとして計算をしなければなりません。3の場合は、金利を設定する必要があります。
また、1と3は、車の所有権が下請先に移りますので、回収リスクが生じます。しかしながら、2にした場合は、交通事故を起こした際に、御社の車が事故を起こしたわけですから、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
どれを選択してもリスクは高いですが、交通事故のことを考えれば、1か3が望ましく、1は、名義変更を失念されるリスクがありますので、3がよろしいかと存じます。
以上よろしくお願い致します。
ご回答ありがとうございます。
どれにしてもリスクは生じますよね。
3にしたいと思います。
ところで、利率の相場はどのくらいなのでしょうか?
金融機関からの借入はありません。
ご連絡ありがとうございます。
参考までに、三菱東京UFJ銀行のマイカーローンは、500万円超の借入は、1.85%、500万円以下の場合は、2.5%でした。このあたりの数字で、話し合って、契約書を作成していただければと存じます。
ありがとうございます!
役員への貸付金のように1.7%くらいなのかなと思っていたのですが、それでは低すぎますかね?
ご回答ありがとうございました。
大変助かりました。
本投稿は、2017年09月03日 21時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。