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不動産投資における金利の経費性

お世話になります。

2000万円の航空機、4000万円のマンション(土地2000万円、建物2000万円)を今年購入し賃料を得ております。

航空機を購入する際に友人から利息5%で1000万円の借り入れをしており、マンションは利息1%でフルローンを組んでおります。

つまり自己資金1000万円で借入が5000万円です。

減価償却や諸経費で初年度は赤字を見込んでいます。土地に関しては赤字の場合は金利を経費に出来ないという記載を見かけました。


どのお金がどこに使われてるかの判断はどの様にされるのでしょうか。自己資金は全て土地の購入に充てたと主張する事も出来るのでしょうか?つまり今回の場合は金利のどの部分が経費として認められますでしょうか?

宜しくお願い致します。

税理士の回答

どのお金がどこに使われてるかは、金銭消費貸借契約の内容で判断します。建物の資金だけを借りた場合にはそのような借入契約となっており、建物だけに抵当権が設定されているはずです。
また、土地建物一括購入資金として(土地建物を区分しないで)借入契約した場合には、当然のこととして、土地建物両方に抵当権が設定されるはずです。
この場合は、土地等の負債利子は、土地等と建物の取得に要した負債の利子の額に、土地等と建物の取得に要した負債の額に占める土地等の取得に要した負債の額の割合を乗じて計算します。

なお、、マンションのように、一つの契約で同一の者から購入した場合で土地等と建物の負債の額を区分することが難しい場合には、負債の総額から建物の取得価額を控除した金額を土地等の取得に要した負債の額として計算することができます。
一般的に、マンションの場合は、こちらの方が多いのではないでしょうか。

ただし、このような考え方から、マンションをオーバーローンやフルローンで購入した場合は、自己資金で購入したという余地はないと判断されます。

本投稿は、2023年08月09日 18時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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