誤った金額で振り込まれた給付金についての相談
持続化給付金申請にあたって、「売上」(収支内訳書)と「営業(ア)」(第1表)の金額が違うから、どちらを書いて申請すれば良いのか? と、悩んだ末、第1表に記載されている80万円を対象として申請しました。
今日、別件(減価償却の金額を間違えていた)ことで、税務署に「更生の請求」をしに行きました。
それは簡単に出来たのですが、ついでに、ナント、国税庁の会計ソフトの誤認識で、「収支内訳書の内容をが、第一表に正しく反映されてなかった」ということが判明しました。
そこで、税務署の方の助力を得て、確定申告をやり直したところ、税額が増えたので、結果は、修正申告になりました。
不足分は、即金で納めてきました。
修正後の第一表の「営業ア」の金額は、約100万円です。
しかし、会計ソフトの誤認識とやらで印字された第1表にある金額は80万円です。
私は既に、80万円を経産省から振り込まれています。
コールセンターに電話をかけていますが、つながりません。
ウェブ申請が出来ない方々のために設置されたサポートセンターは、既に申請した人のヘルプをしないとのことです。
経産相の意見箱に、事情を書きましたが、読まれているのか、返信があるのかさえ分かりません。
納税額が増えたのですから、正しく修正された金額での支給を受けたいです。
そもそも、第1表だけではなく、収支内訳書も提出するような要項であれば、このような誤りは起こらなかった(正しい意味での「不備メール」が来たはず)なのです。
簡略化された要項がもたらした功罪です。
すんなり審査を通って、異なった金額が振り込まれてしまったために、再申請が出来ません。
経産省には、メールが届いているようですが、他に方法があれば、どうぞご助言下さい。
宜しくお願いいたします。
税理士の回答

竹中公剛
①多分でしょうが
一度しか申請できません。慎重に申請してください。
と、あるので、100万円ではできないのでは、ないでしょうか?
②申請してなければ、修正後の金額で、できましたのに。
申し訳ありませんが、
竹中の認識では、できません。
もし、これができれば、80万円が60万円に更正になった時どうしますか?
本当にむつかしいです。
それも、更正が4年後などになった時どうしますか?
悩ましい問題です。
申し訳ございません。m(__)m
ご回答を有難うございます。
コールセンターに繋がりました。
振り込まれたものを一旦返還すれば、再申請が可能になるかも知れないとのことで、折り返しの連絡ということになりました。
国税庁HPの確定申告コーナーから白色申告しました。
収支内訳書の「売上」がどうして、第一表に反映されなかったのでしょうか?
昨日、税務署では税理士さんが、私の収支内訳書を見ながら、確定申告書Bにひとつひとつ入力して下さり、一致した金額が記載され、修正申告が無事に出来ました。
2月の確定申告時で、「国税庁の会計ソフトの誤認識」が起きたからだそうですが、これがトラウマになって、今後、国税庁の自動計算を信じることが出来なくなりました。
収支内訳書のデータを引用することなく、自分で計算すれば、こんな誤りは起きなかったのだと思います。
私の知識がなさ過ぎて、会計ソフトを使わないと、自分で計算が出来ないです。
昨日、初心者向け簿記の本を借りてきましたが、出来るようになるには年月がかかりそうです。
ご指摘になった「4年後に更正の請求になった場合」などの問題は、私も考えていました。
それについては、一定の条件をつけて返還を義務付けるか、せめて、任意による返還が出来るシステムが必要だと思います。
誤って多く給付されたものを、懐におさめたり放置することを、非常に嫌がる人もいます。
また、所得額を正しく記入して納税していらっしゃるにも拘わらず、確定申告時に、第1表の売上欄に転記ミスをしたばかりに、給付が受けられない方や、逆に、「多すぎる」として申請を躊躇っている方もおられます。
ソフトが誤認識をするのですから、人間もミスをします。そのために修正申告や更正の請求であるはずですが、「納税額が変わらないから修正申告が出来ない」という事情のため途方に暮れている方もおられます。
今回の給付金で問題になっているのは納税額ではなく売上なので、今回の新しい企画に対して、法律(決まり事)が古すぎると思わされています。
コールセンターからの連絡を待つことにたします。
有難うございました。

竹中公剛
2月の確定申告時で、「国税庁の会計ソフトの誤認識」が起きたからだそうですが、
①このようなことがあっていいのか、という感じを受けています。
国税庁のホームページの問題を、真摯に受けた、税務署の担当官も、素晴らしいです。
コールセンターに繋がりました。
振り込まれたものを一旦返還すれば、再申請が可能になるかも知れないとのことで、折り返しの連絡ということになりました。
②このことは、ホームページのソフトの誤りを受けての、対応なのでしょう。
相談者様が、新たな一ページを開いてくださった、当気持ちで感謝しかありません。
竹中の認識も、そのような状況で作成された、誤りがあれば、持続化給付の、対応もあるのだなあと、「以後、竹中の回答を、また、正しくできます。」
一般常識と一致して、良かったです。
③これまで、一辺倒の対応しか耳にしてこなっかったので、気持ちが晴れた思いです。
ありがとうございました。m(__)m
また、結果お教えください。宜しくお願い致します。
今日またコールセンターから電話がありました。
「返還すれば二度と受けられなくなる可能性もあるから、そのまま貰っておいた方がいい。」といったワケの分からないご回答でした。
コールセンターには、もう首を吊るしかないといった声も届いているそうです。
私の同僚は、税理士をつけて毎年確定申告をしてらっしゃるのに、雑収入と給与収入で給付額ゼロです。給与として支払っている法人からは、一円の保障もなく、他の収入減もありません。
給与となっているのに、雇用関係がないから、と労働局でも労働基準局でも、「自営業として、持続化給付金を申請するべき」と言われているにも拘わらず・・・です。
コールセンターの人は、「時間を下さい。」と仰ったので、また次の連絡を待ちます。

竹中公剛
この相談者様の事案については、
返還したら、二度とというところは、わかるような気がします。
12月まで、設計を変える時間があるので、
相談者様の事例のようなときには、差額を支払える申請を、申請番号のままで、修正(追加)を認めるやり方、ですね。
導入すべきでしょう。
そう思いますが・・・いやはや・・・です。
でも、まともな、コールセンターの方に出会ったと思います。
返信を有難うございます。
コールセンターの方はマトモだったんですね。
私も12月までに設計を変える時間があると思っていますので、「返事は急ぎません」と言いました。
でも、いったん返還してしまったら、12月まで持ち堪えられません。
政府は既にコロコロとやり方を変えているので、希望を捨てないことにします。
中小企業庁の意見箱のHPには、「持続化給付金についての質問には返信できません」と書いてありました。
なので、首相官邸の意見箱に書き送りました。
有難うございました。

竹中公剛
本当に、みんなの声が届くといいですね。
返さないで、追加のあり方ができることを・・・。
まして、税務署のソフトの問題ですから・・・。
今日はこれで、休みます。
明日遠くに出張です。
朝から・・・。
返事があれば、明日の夜か、明後日、ご返事します。
m(__)m
もう一つ、国税庁の申告コーナーの記載(あるいは、システム)に誤りがあることが分かりました。
e-taxの場合、3カ月間はメッセージボックスに、受信通知がありそれを印刷することが出来るといった案内になっていました。
しかし、私は申告書送信から2カ月しか経ってなかったのに、格納されたものを開くことが出来ませんでした。他の人にもそのページを見てもらってのことなので、間違いありません。
それで、受信通知も、収受印も、納税証明書も、開業届も何もないまま、不備通知が来ることなく、振り込まれてしまいました。
コールセンターの人は「第1表の右肩に日付が印字されていれば、それだけOKとなっています」と言いました。
それで、経産省の別の窓口(持続化補助金)に聞きましたが、「その申告書は無効です」とのご回答でした。メッセージボックスのコピー(受信通知ではなく)も見せましたが、それは無効とのことでした。
持続化補助金(給付金ではなく)の方は、収受印も受信通知も出せない人は「納税証明書その2の原本」を、ということだったので、納税証明書を取得しました。
そもそも、国税庁のHPに「3カ月以内なら、メッセージボックスを開ける」と書いてあったことが、事実と違ったからなのです。
納税証明書の手数料をも、払って欲しいくらいの気持ちです。
コールセンターの人は、そういうことを知らないようです。「印字があれば、それで分かる。こちら側のミスではない」とお譲りになりません。
第一表の右肩に日付を印字するだけなら、簡単に偽造されるでしょうから、せめて「収支内訳書」や「受信メール」「納税証明書」などといった書類の添付は義務付けて欲しかったです。
80万円は返還しないで、追加申請が出来るまで待ちます。
そもそも大急ぎで作ったシステムなので、政府側に不備があるように感じます。
先生にご回答いただいたことで勇気と希望が湧いてきました。
実は、私には給与収入もあり、年末調整も受けられない待遇で、弁護士や労働局、労働基準局に「6カ月に渡るゼロ円給与」について相談してきましたが、雇用関係が認められないということで、労基法26条27条の適用も難しいと言われました。
4月の給与が940円(電車代)、5月がゼロです。6月~9月もゼロがほぼ確定です。理由は、法人が、新型コロナ感染拡大防止のために、私の仕事に必要な建物の使用を禁じたからです。
行政書士の先生から、「労災の保険金を算定する際の金額と人数に入ってない証明を出して貰えると、自営業者と客観的に認められる」と言われたので、法人に書類発行をお願いしたところ、労災だけ入っているが、他の保障はない。」ことが分かりました。
労働監督署の人は「働き方が多様になったのに、法律が古いまま」と仰いました。
今回のことは、最初は「少しでも多くお金を受け取りたい」という気持ちからでしたが、徐々に、意識が変わって参りました。
竹中先生のような素晴らしい税理士の先生に依頼できるだけの収益を上げられるよう、頑張ってゆきたいと思うに至りました。
本当に有難うございました。

竹中公剛
おはようございます。
その様に言っていただきありがとうございます。
平凡な言葉ですが・・・頑張ってください。
好きな言葉の一つです。
「波浪は障害にあうごとにその頑固の度を増す」
という言葉があります。
貴重なご助言を有難うございました。
竹中先生
今日、持続化給付金のコールセンターから又電話がありました。
税務署や国税庁、あるいはそれに準ずる客観的なエビデンスがあれば、追加申請に応じることが出来るかも知れないとのことでした。(確約は出来ないそうです。)
私は、持続化給付金申請直前に、管轄自治体の税務相談窓口に電話しました。
「売上が二つある(収支内訳書と第一表)から、どちらを書けば良いか分からない」という内容でした。
担当の方は「えっ?」と反応されました。
そして、税務署に書類を一式持って行くように勧めて下さいました。
しかし、緊急事態宣言の渦中にある地域ですし、税務署も業務を縮小していたため、予約を取れた日より、持続化給付金が振り込まれた日の方が早かったのです。
コールセンターの人から「貴方は、国税庁や税務署が悪いと言ってるのですか?」と言われました。
そこで、「税務署の対応は親切で素晴らしかったです。国税庁のソフトに誤認識があったとしても、それを悪いとは言ってません。修正出来たので、それに基づいた情報での再申請を認めて下さいとお願いしているまでです。」と申し上げました。
長年、自営業をしておきながら、会計の勉強もせずに、ソフトが打ち出した数字の矛盾に気づかなかった私にも落ち度があります。
そのこともあって、今週、青色申告の申請を出して来ました。
無知とは恐ろしいものです。
知識さえあれば、2月17日に確定申告書を出す時点で、オカシイことに気づいたはずなのです。
商工会にも入会して、会計の基礎を学びたいと思っております。
商工会からは、MFクラウドを勧められましたが、それ以前に、簿記のイロハを学べと言われました!
知人は、弥生ソフトで青色申告をしているのですが、「電子申告をすると、収受確認メールが来ないのが不安で、印刷して税務署に郵送している」とのお話でした。
今年から、郵送だと特別控除が10万円少なくなるので、そのことでお悩みです。
ご返答ありがとうございます。
16桁のパスワードを用いてID方式で2月に電子申告しました。
パスワードは2018年申告時に取得しました。
今年5月の修正申告のときは、税務署の方の指導にしたがって、手書きで2月申告時の収支内訳書を手書きで写す作業をしました。
建物の減価償却を間違えていた(少なく計上していた)ので、売買契約書を持って、それも正してきました。
それで、「更生の請求」になると思っていましたが、収支内訳書と第一表の内容が一致してないことも私から申し上げ、結局は修正申告になりました。
国税庁確定申告ソフトが、第一表に正しく反映しなかったことは、税務署での修正申告当日まで思いもよりませんでした。
修正申告のときの税務署の方が、そのことを証明して下されば良いのですが・・・。
週明けに管轄税務署に電話してみようと思います。

竹中公剛
色々と、前向きに動いていますから、それが、反映するとよいですね。
税務署が対応するかどうかです。
数カ月はかかると思いますが、良い結果が出たら、ご報告いたします。
最後に話したコールセンターの方に、「1000回ダイヤルしても繋がらなかった」と申し上げたところ、「リダイアルの履歴が表示されましたか?」と問い返されました。
私がそう申し上げたのは、「本件はいったん終了ということで、新たにコールセンターにかけて下さい」と言われたから「次は、もう繋がらないかも知れない」「他に窓口がないから、連絡が取れなくなる」という意味でした。
「五万といるという日本語を、文字通り5万という数字として理屈をこねる」のは、小学校3年くらいの未成長の子どもによく起きることだそうです。
朗報があれば、不条理で泣いている他の方々の役に立てるかも知れないので、希望を持ち続けます。
ご親切に有難うございました。

竹中公剛
希望・・・好きな言葉です。
本当に、相談者様の努力が・・・たぶん他の方に良い結果で反映されると、信じています。
素晴らしいお言葉を有難うございます。
私は音楽に従事しているのですが、恥ずかしながら、非課税になった年も何度かあるほどです。
あと、乙欄での給与(講師料)もありますが、最高でも年間100万円前半です。
今年はコロナで年収(源泉徴収)が50万円を下回ることが予測されます。
(休業補償されないので、今回の経産省のことだけでなく、厚労省でも騒いでおります。)
「会計をきちんとしておかなかった責任が少なからずある」というお叱りも受けましたので、商工会に行って簿記の本を借りてきたり・・と勉強する気持ちはあるのです。
しかし、練習が出来ない、演奏に集中出来ない、指導の準備も出来ない・・などで、申告がきちんと出来るようになったときには、仕事がなくなっているだろう・・・という別の心配が出てきました。
同僚の講師さんは、おうちが裕福なので、ご一家で税理士をつけていらっしゃいますが、私はそうではないので、全て自分でやるしかありません。
しかし、段々と帳簿もいい加減になってきて、収入が低いから税務調査は来ないだろう・・などという甘い考えの元に、昨年の確定申告は、2月にダッシュで作成した・・という、私の方のいい加減さもあったのです。
青色申告を申請したくらいなので、やる気はあるのですが、本業は技術を要求される職種なので、このままだと失職します。
変な話、同業者の中には、申告してない人も沢山いるようです。
収益を上げることが出来た後の話になりますが、先生のHPによると、金額が固定制ではないようなので、もう少し詳しくご案内頂けないかと思っております。
繰り返しますが、私には税理士の先生をお願いできるような収入がありませんので、将来的なお話に過ぎません。
急ぎませんので、思い出したときにでも教えて頂けると、参考になります。
今回のことには、本当に感謝しております。
税務署からの対応は、決まり通り(申告内容に問題がないため、書類は発行できない)だったので、とりあえず、経産省に「専門家(税理士・会計士)の確認を義務付けた上で、追申請を認めて下さい」と書き送りました。
私が書いたものなど、読まれもしない可能性もありますが、「税制上だけの給与所得者も対象にしてっ下さい」と意見を送った内容が、来月あたりに認められるそうなので、努力は全くの無駄ではないようです。
もっとも5000人とか10000人もの人が、私が書いたものと同じ内容で、署名活動をしたそうなので、私の努力は一万分の一に過ぎませんでしたが。

竹中公剛
すごいことです。
・・・よい人の目に留まることを信じてみたいです。
本投稿は、2020年05月26日 23時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。