開業について
開業予定の主婦です。
現在、派遣社員で夫(会社員)の扶養内で働いていますが、(社会保険•年金ともに)9月にネットショップで開業を予定しています。
開業してからも社会保険(協会健保)・厚生年金など扶養を継続するにはどのようにすれば良いでしょうか?
個人事業主として開業届けを青色申告、または白色申告にするべきか、売上げまたは利益金額の上限をコントロールするなど…対策があれば教えて頂けると幸いです。
1年後または2年後には会社設立を予定しております。
税理士の回答
こんにちは。
健康保険の被扶養者なるためには、年間の収入が130万円未満である必要があります。
事業所得ですと、収入金額―必要経費が130万円未満になるということです。
なお、交際費などは必要経費とならないなど健康保険の被扶養者の判定での必要経費は所得税法上の必要経費と範囲が異なることに注意が必要です。
厚生年金の被扶養者の条件も基本的には健康保険の被扶養者の条件と同じです。
詳細は組合等にお問い合わせいただくとよいと思います。
青色・白色の選択ですが、やはり青色申告を選択されたほうが節税メリットが大きいと思います。
特に、最大65万円の特別控除や純損失の繰越控除(当期の赤字を来期以降の黒字と相殺できる)が使えるのは大変大きいです。
この点、現在は白色申告者も記帳の義務がありますので、手間としてはさほど違いがあるとは思えません。安価な会計ソフトでも個人事業の青色申告にきちんと対応しています。
最後に、利益をコントロールする話ですが、結論としてはあまりいい方向の話ではないと思います。売上自体はコントロールできないものですし、経費は節約するとか贅沢に使うとかある程度コントロールできますが、不合理な方法でコントロールしようとすると租税回避行為とみなされる可能性もありますし、経費をたくさん使って税金の負担が軽くなったとしても経費自体は出て行っているわけですから、そのほうが結局は損をするのかなと思います。
会社の設立も考えられているようであれば、より高度な管理体制が必要と思いますし、順調に売上を伸ばすためには、それなりの経費と納税は必要と個人的には思います。
その上で利益を増やしていければ、健全に会社が発展していっていると言えると思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
本投稿は、2018年03月14日 13時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。