開業日の設定、インボイス登録、各申請の順番について
チャットレディをしています。白色申告から青色申告に変更したく、開業届の提出と青色申告承認申請を考えております。
①開業日について、
2024年冬頃から副業としてチャットレディをしており、その年は副業の収入が20万円を超えないようにしていたため確定申告を行なっておりません。
2025年分は副業の収入が20万円を超えているため白色申告を行います。
2026年分から青色申告ができるようにしたいのですが、この場合開業日はどのタイミングになりますでしょうか?
②また、現在取引先である所属事務所に消費税10%を控除されおり、インボイス登録を行って自分で納税した方が手取りは増えるのではないか?と思いインボイス登録を検討しています。
また、簡易課税制度選択届出書をサービス業として提出しようと考えています。
この考え方でインボイス登録を行うのは妥当でしょうか?
③上記
開業届
青色申告承認申請
インボイス登録 (インボイスは2026年1月1日より適応させたいと考えております。)
簡易課税制度選択届出書提出
はどのような時期に、どの順番で提出するのが正解なのでしょうか?
また、どの時期に出したものがどこから適用されるのでしょうか?
知識や文章や調査が足りていなく、恐縮でございますが、ご回答いただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
前提が不明なため、以下は一般論としてお答えします。
そのチャットレディの活動は、社会通念上事業として認められる(チャットレディの収入で生活を賄えることや、帳簿等の作成をしているか。)ものでしょうか。
事業といえる実態が乏しい場合は「事業所得」ではなく「雑所得」に該当し、その場合は開業届や青色申告承認申請の提出には至らないと考えられます。
また、取引先で「消費税10%を控除」とあるのは、たとえば税込55万円を貰えるところを、消費税相当の5万円が差し引かれ、手取りが50万円になっている取り扱いのことでしょうか。
そうであれば、インボイス登録を行い、簡易課税を選択して相手から税込55万円を受け取れるのであれば、受け取った消費税5万円に対し、納付すべき消費税は2.5万円(5万円×(1−50%))となるため、結果として手取りは2.5万円増える試算になります。
ただし、消費税申告にあたって税理士へ依頼する場合は申告報酬などのコストが発生します。
いずれにしても、最終的な結論は収入規模や実態(事業性の有無)により変わると思います。
ご回答ありがとうございます。
2025年よりチャットレディとしての収入が本業の収入を超えており、今年分は白色申告で考えているため簡易帳簿を作成しているのですが、事業として認められるのはやはり難しいでしょうか?
インボイスについてはご回答の通りでわかりやすく、納得いたしました。ありがとうございます。
追記失礼いたします。
理解が乏しく申し訳ないのですが、インボイス番号自体は白色申告でも取得できる?と調べたところみたのですが、この場合白色でインボイスのみ取得してもいいのでしょうか?
そのような状況であれば事業所得と解釈する余地があると思います。
あとは自己判断でお願いいたします。
なお、インボイス登録はできますが、2年間は課税事業者を辞めることができません。その点をご理解した上で登録をしてください。
書く書類の提出日は、いずれも2025年11月末までには出しておくことが望ましいかと
開業届 チャットレディとしての活動日…2024年冬頃の日付を開業日
青色申告 開業届と共に提出(提出期限:2026年3月15日)
適格請求書発行事業者の登録申請書(提出期限:登録希望日の15日前まで)
消費税簡易課税制度選択届出書(提出期限:2025年12月31日)
回答は以上とさせていただきます。
平田先生
わかりやすく丁寧なご回答をいただき大変助かりました。
この度は誠にありがとうございました。
本投稿は、2025年10月10日 23時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。