個人事業主で6つのモールに出店して売上を銀行入金額で付けていたが修正必要か
2015年から青色申告している個人事業主です。経費は複式簿記で付け損益計算書も申告していましたが、売上は、顧客から直接銀行振込にされる分と、出店中の6つのモールからの振込入金額をまとめて売上として計上していました。が、それだと青色の付け方としてまずいのではと気になっていました。
6つのモールは、売上からモールの手数料が引かれて入金していました。その明細で、元の売上額と手数料がわかるので、2022年度分の申告は、元の売上額と手数料を分けてつけたほうがよいかと思って、さらに明細を調べたところ、どこのモールも1ヶ月前の期間の売上を翌月末ごろに入金しているとわかりました。この場合、2022年度分の申告はどうしたらよいでしょうか? モールが6つもあるのと、2015年からずっと入金額で付けていたため、悩んでいます。
税理士の回答
消費税業者で簡易課税を適用しているとすると、消費税の申告モレになっていることになります。白色申告で簡易帳簿ないし集計表による損益計算をしている方であれば問題視されないかもしれません。しかし、貴方は青色申告者ですので、売上は総額で計上し、差し引かれる手数料等と両建てしなければなりません。
本来は2015年まで遡って、1月入金分を売掛金処理する修正申告をすべきですが、制度上5年前までしか遡れないので、2018年から2021年の修正申告と2022年の確定申告をしましょう。2018年から1月の入金と翌1月の入金を入替る決算仕訳をして、税額が増える年は修正申告、減る年は更正の請求になります。
本投稿は、2023年03月02日 16時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。