前年度の経費の仕訳ミスについて質問です。
事業用のクレジットカードで経費を支払っていたにもかかわらず、
(借方) (貸方)
消耗品 500円 / 事業主借 500円
としてずっと計上していたことに今更気付きました。
所得税に影響が出てきてしまうものでしょうか?
翌年度の銀行残高や元入金が変わってしまいますか?
税理士の回答

消耗品が経費科目でしたら所得税には影響はありません。
ただし、懸念されているように残高が異なっている部分が発生しているかと想定します。
状況により異なりますが、基本的には下の仕訳で適正な処理になるものと考えられます。
貸方は預金残高とクレジットカード未払金額をご確認され、実態と異なっている科目を選択すれば適性額になるものと想定しています。
(借)事業主借 500(貸)預金(または未払金) 500
ありがとうございます!
やはり、銀行の残高には影響が出ますよね。
ふだん、クラウド会計を使って処理しています。
間違って処理していたのは前年度の申告のため、すでに確定申告は提出済みです。
今年度の元入金の銀行残高を正しいものにしたいのですが、ご教示いただいた以下の処理はどちらに計上すれば良いのでしょうか?
借)事業主借 500(貸)預金(または未払金) 500

ご返信ありがとうございます。
帳簿を見ていないため推測での回答になります。
クラウド会計でクレカ連動をされていたら引落し時に下の仕訳になっているかと存じます。
(借)未払金(設定によってはクレジットカードの名前) (貸)預金
上の前提で考えると、預金残高は合っているものの、未払金が500円少ない状態になっていると想定されます。
そのため、下の仕訳をすることでカードの利用残高が実際と一致すると考えられます。
借)事業主借 500(貸)未払金 500
損益に影響がないため当期中の修正はいつでも可能ではございますが、期首の日付で仕訳を入れると当期中の残高が常に正しい数字になります。
ありがとうございます!
クラウド会計利用していますが、以下の仕訳を手入力していました。
(借方) (貸方)
消耗品 500円 / 事業主借 500円
この場合、修正する際は単純に、
消耗品 500円 / 預金 500円
にするだけで良いでしょうか?

当初がその仕訳のみでしたら以下の仕訳で修正可能です。
(借)事業主 500 (貸)預金 500
修正仕訳のイメージは逆仕訳、正しい仕訳の合算です。
逆仕訳:事業主借500/消耗品500
正しい仕訳:消耗品500/預金500
↓合算して消耗品が0円になるため
修正仕訳:事業主借500/預金500
当初
消耗品 500円 / 事業主借 500円
としてしまっていたところはそのままにしておいて、期間中のどこかで
事業主借500/預金500
を追記すれば相殺されるということでしょうか?
無知で申し訳ございません。
修正仕訳は、前年度の帳簿につけるのでしょうか?それだと既に提出済みの確定申告書内にある期末残高と、修正後の期末残高が変わってくるように思います。その場合、税務署へ問い合わせて修正申告をしないといけないのでしょうか?
それとも、今年度の帳簿で、前述いただいた
事業主借500/預金500
の修正仕訳を記載すれば良いのでしょうか?

仕訳のタイミングは当期首で問題ございません。
損益項目の修正ではないため、修正申告を行う必要はないと考えられてよろしいかと存じます。
本投稿は、2023年09月05日 08時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。