年度途中開業前後での収入経費の仕訳について
5月に個人事業主として開業をしたのですが、1月から4月まで、派遣社員収入と、今の開業に通じる副業(自宅で行う業務)収入が毎月あります。
年途中からの開業で、開業前と開業後の収入と経費を、バッサリ雑所得と事業所得でわけて申告するのと、何事もないように1月分から事業所得で計上するのどちらが正解でしょうか?
いろいろ質問解答を拝見したのですが、開業前は
◎開業費なのか普通の経費なのか
◎雑収入なのか雑所得なのか事業所得なのか
と、ばらつきがあったので、一般的と思われる方法を改めてご教示いただけると助かります。
ちなみに開業前の家賃と光熱費を、自宅兼仕事場として按分して計上したいのですが、それは可能でしょうか?またその場合の仕訳は、どうなりますか?
税理士の回答

5月に新規開業ということであれば、開業前の収入は給与所得と雑所得になり、開業後の分が事業所得になるものと考えます。
また、開業前の自宅の家賃や光熱費に関しては家事関連費に該当しますので、業務に関連する部分が取引毎に応じて明確に区分されている場合に限り経費と認められる可能性がありますが、そうでない場合には経費計上は難しいと思います。過去の裁判でも納税者が負けているケースがありますのでご留意ください。
ご返答ありがとうござます。
補足ですが、(新規)開業申請前の家賃光熱費に関してですが、面積的には半分くらい常に副業業務につかっており、月極の業務委託でホームページを作成などする仕事で、プロバイダー代、回線用電話代、電気代、実機確認用スマホ料金、家賃などが実際に雑所得にあたる部分に関わっています。また、月極なので、取引一つが1ヶ月に渡ります。
この場合どこまで雑所得の経費にできますでしょうか?
また、開業のタイミングで持ち家に仕事場ごと引っ越したので、開業後は逆に家賃部分がないのですが、その他通信費や光熱費をまとめて共益費相当分として経費計上できますでしょうか?(金額は毎月1万円程度で考えています)
また、開業登録前後で、取引先が同一です。その場合も開業前後で雑所得、事業所得と分けていても不自然ではありませんでしょうか?
本投稿は、2019年11月14日 03時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。