夫の扶養範囲内で、ダブルワーク(バイト&副業)
現在夫に扶養されています。
先月からバイトと副業(動画作成に関わる仕事)を始めました。
出来れば扶養を外れずにやりたいと思っています。
1つ目、バイトは月6日程度に抑える予定で給料的に38,000円程度(交通費4,000円込み)
副業を49,000円程度に抑える予定でいます。
月額88,000円以下になるように考えていますがこの考えで大丈夫でしょうか?
(103万の壁に納めたいと思っています。)
2つ目、今年はバイト代13万程度で副業が20万円を越える想定ですが確定申告は必要でしょうか?
バイト先は年末調整を行ってくれるようです。
3つ目、副業に関して経費が使えるみたいな文章を読みました。
この場合確定申告する際に経費としてかけるところがあると言うことでしょうか?
また、なにが経費になるのでしょうか?
(動画作成なのでパソコンで仕事しています、通信や電気代、作業スペースの家賃などがあげられていましたが個人事業主とならなくても経費として扱われるのですか?その場合どのように計算をしたらよいのでしょうか?)
お答え頂けたらと思います。
知識がないわたしに力添えをお願いします。
税理士の回答

①副業は給与所得ではなく雑所得になります。
税法上の控除対象配偶者になるためには48万円の所得以下に抑える必要がありますが、給与所得は55万円の給与所得控除がありますのでその額までは所得は0ですから、副業で48万円の所得以下(収入から必要経費を引いた金額)になればいいわけです。
②その金額なら確定申告は不要です。
③必要経費は業務遂行のために直接必要な支出で、例えば、パソコン関係費用、通信費や電気代などが当たります。
なお、この必要経費は事業所得ではなく雑所得でも差し引くことができます。
迅速な返答感謝致します。
再度お聞かせ下さい。
1つ目に関して
給与所得(バイト)雑所得(副業)と分けられるということですか?
この場合所得控除は65万ではなく55万となるということでしょうか?
2つ目に関して
来年1年働いて、2022年に確定申告をすればよいということでしょうか?
3つ目に関して
パソコン購入費、通信費、電気代などはクレカ支払いなのですがウェブ明細です、どうやって残せばよいのでしょうか?
また電気代の場合どのように計算したらよいでしょうか?
(我が家の場合太陽光がついています、ローンあり
そのため日中の電気代は晴れていれば自家発電なため電気明細には載らない金額です。)
通信費の割合や作業スペース(自宅で住宅ローンあり)の割合はどのようにだしたらよいのでしょうか?
差し引くやり方は確定申告の時に申告すればよいということでしょうか?
ご多忙かと思いますがお答えいただけますと助かります、よろしくお願い致します。

①給与所得控除額は令和2年から10万円引き下げとなり55万円です。
②合計所得が基礎控除額の48万円を超えると所得税がかかってきますので、確定申告が必要になります。
逆を言えば、48万円以下の所得であれば確定申告は不要ということです。
③明細書を印刷して残すようにしてください。
また、電気代は時間などで使用量を合理的に按分していただくことになりますが、使用状況を分かっている納税者本人が決めていただければ結構です。
他の通信費なども使用割合(業務とプライベート)によってご自分で合理的に按分してください。
なお、確定申告の際は、収入と勘定科目ごとの経費を合計したものを申告書に記載することになります。
※収入50万円、必要経費合計30万円、雑所得20万円
返答ありがとうございます、大変助かります。
再度すみませんがよろしくお願い致します。
2つ目に関して
48万以下であれば不要とは経費を差し引き48万とのことですよね?
となれば自分であらかた経費を算出し48万以下となれば申告をしなくていいという解釈であってますでしょうか?
3つ目に関して
今年副業のためにパソコンを買いました。
が、今年は確定申告不要とのことですのでこれは経費として使えないということでしょうか?
また持ち越して翌年などに換算できるのでしょうか?
またこの部分はなにを指してますでしょうか?
※収入50万円、必要経費合計30万円、雑所得20万円
わたしの場合給与所得が50万程=収入?
必要経費等を除き雑所得が48万になりますよね?
度重なりご質問すみませんがよろしくお願い致します。

2つ目は、そのとおりです。
3つ目は、10万円を超えるパソコンは減価償却費として、また10万円未満であれば消耗品費として必要経費になります。
必要経費に算入した結果、所得が48万円以下になれば確定申告書が不要ということです。
なお、※は確定申告の際の雑所得の計算式を例示したものです。
最初にお答えしたように、給与所得は55万円までは0ですから、雑所得が48万円を超えるかどうかで確定申告の要否を判定していただきます。
返信ありがとうございます、大変助かります。
そして分かりやすくて感謝しています。
申し訳ありませんがまたよろしくお願い致します。
①48万に収まらず確定申告となった場合、家事按分の(電気代、通信費)は青色申告のみとの記載があったのですがもし確定申告となる場合はわたしは白色ですよね?
それでも可能なんでしょうか?またその合理的な計算というのはなにか決まった式のようなものはありますでしょうか?
住居に関しては固定資産税や火災保険なども含めての計算になりますでしょうか?
②再度確認で申し訳ありません。
給与所得55万以下、雑所得48万以下(経費を把握する必要がある)ではあれば給与所得のみの年末調整だけでいいという解釈であってますでしょうか?
副業は個人契約なため源泉徴収や明細書などはありません。
申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

家事関連費は青色申告でも白色申告でも必要経費の考え方は同じです。
なお、青色申告は、事業所得又は不動産所得しかできませんので、あなたの場合は白色申告になります。
なお、合理的な方法で按分とは使用割合を30%と見積ればその根拠を残すだけで結構ですし、ご自宅の固定資産税や火災保険というのは専用の仕事部屋を設けているような場合は別として、業務をしていることに伴って増えるものでは
ないので必要経費とするのは難しいような気がします。
給与収入が55万以下であれば所得は0ですので仮に毎月の給与から所得税が源泉徴収されていたとしても年末調整によって還付されます。また、給与所得と雑所得を合計した合計所得が48万円であれば確定申告は不要です。
定申告は不要です。
返答ありがとうございます、感謝致します。
仕事部屋を設けていますので固定資産税と火災保険も合算してもよいという解釈であってますでしょうか?
申し訳ありません、混乱してしまったのですが【また、給与所得と雑所得を合計した合計所得が48万円であれば確定申告は不要です。】わたしの場合給与所得と雑所得を合算して103万以下と考えてるのですがならば確定申告なのですか?
先ほど給料所得は55万以下ならよい+雑所得は経費を差し引き48万以下ならよい=103万という解釈をしたのですが相違ありますでしょうか?
もう1つすみません、主人の年末調整の紙に記入する際はどのようにしたらよいのでしょうか?雑所得に関しては正式な書面(明細書など)がないため提出するものがありません。
お手数かけてしまい申し訳ありません。
お付き合い頂き感謝します。
また理解力が足らず申し訳ありません。

雑所得にかかる必要経費は収入を得るために直接必要な支出かどうかで判断してください。
少しでも関連性があるからといって、収入より必要経費が上回るような計算をしていると税務署から否認される可能性がありますので、ご注意ください。
103万円というのは給与収入のみの場合であれば給与所得控除55万円を差し引くと給与所得は48万円になりますから、配偶者控除の適用限度であり、かつ、その方に所得税がかからない限度となります。
しかし、あなたのように給与所得と雑所得がある場合は、それぞれ所得の計算方法が異なりますので、収入合計が103万円かどうかで判断することはできません。
ご主人が配偶者控除等申告書の配偶者の所得を記載する際には、収入から必要経費を差し引いた見込み所得を申告することになりますが、添付する資料は特に不要です。
返答ありがとうございます、感謝致します。
アドバイスもありがとうございます、経費に関して慎重にやりたいと思います。
申し訳ありません、ではどのように扶養範囲内かどうか判断すればよいのでしょうか?
てっきり経費を差し引き雑所得48万以下+給与所得55万以下に納めればよいと解釈しておりました。
配偶者控除等申告書に雑所得(経費差し引き)の見込みと給与所得の見込み年収を合算して記入すればいいと言うことでしょうか?
お丁寧にお付き合い頂きありがとうございます。
もう少々お願い致します。

我が国は申告納税制度を採用していますので、ご自分の所得と税金は自ら計算していただき、確定申告の要否を判断していただくのが原則です。
ただし、所得が48万円以下になるように収入を少なくしたり必要経費を過大に計算したりしていると、後に税務署から指摘される場合がありますので、所得の計算は適正にしていただく必要があるということです。
なお、配偶者控除等申告書には、給与所得が0なら記載不要ですから雑所得の見込み所得を記載ください。
本投稿は、2020年10月24日 06時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。