基礎控除はどうしたら受けられる?
基礎控除について質問があります。
私は学生で、
アルバイト収入で30万
一時所得で80万円稼ぎました。
この場合、
30-55=0
80-50=30/2=15
で一時所得のみ残り、合計所得金額が15万円になります。しかし、基礎控除があるので合計所得金額は0円になると思うのですが、この基礎控除は自動的に受けられるものではないのですか?
税理士の回答

新木淳彦
こんにちは。
アルバイト収入は、30万円ということなので、お考えのとおり給与所得控除をした後は0円の所得となります。
一時所得につきましては、必要経費に該当するものは無いのでしょうか?
質問のケースでは、必要経費は無しとして計算されております。
さて、本題の基礎控除ですが、これは全ての人が平等に受けられます。
所得税の確定申告書を記入していきますと、必ず基礎控除の欄が出てきます。申告書で言うと、㉔のらんになります。
まあ、自動的と言えば自動的に受けられるのものです。
従いまして、所得税は発生しないので、単純に考えれば申告の必要はありません。
ただ、アルバイトの給与源泉徴収票を見て、源泉徴収されていれば、その税金は、確定申告すれば還付されますので、一度ご確認ください。
必要経費は引いてあります。
親の扶養に入っている場合は確定申告はしなくてよいと聞いたのですが、その場合、どうなるのでしょうか。

新木淳彦
申告の必要性に、親の扶養になっているかどうかは関係ありません。
あくまでも、申告義務があるかないかの判断は、納税が発生するかどうかです。
今回のケースでは、基礎控除がくよりも低い所得であるため、申告の必要性はありません。
ただ、給与から源泉徴収されている場合には、申告すればその源泉徴収額が還付されるということです。
逆をいえば、申告しない限り税務署は税金を返してはくれません。
そうなんですね。
わかりました。
ありがとうございます。
本投稿は、2023年02月27日 23時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。