生活保護者の会社の扶養について
生活保護者が、家族の会社の扶養にまだ残っていたら?
母、娘の世帯で生活保護をうけています。以前まで母は別世帯の弟の会社の扶養に入っていました。生活保護に申し込んだとき、扶養照会で、弟は私たちを扶養できないといい、私たちは生活保護になりました。その後、母は弟の会社の健保を抜けています。しかし、保険はぬけたものの、まだ会社の扶養者の中に母の名前が残ったままになっていたら、どうなりますか?
弟の年末調整の際の税金が変わってくるのか、追徴課税があるのか、生活保護との連携かなにかで、自動的に母の分は計算から外されているのか。
この状況になってからすでに3年で、双方からは何も言われていません。もしかして、と思いつき、心配になりました。
わかりにくい文章で恐縮ですが、何卒宜しくお願いします。
税理士の回答

石割由紀人
生活保護者が扶養に含まれたままとなっている場合、税務上の扶養控除の条件を満たしていない可能性が高いため、問題となることがあります。生活保護を受給している場合、通常は生計を一にして経済的な援助を受けているとはみなされないため、税務上の扶養控除の対象にはなりません。したがって、扶養控除を続けている場合、税務署からの指摘による追徴課税が発生する可能性があります。
このような状況を避けるためには、年末調整の際に扶養控除等異動申告書をしっかりと記入し、扶養を外す手続きを行っておくことが重要です。また、すでに3年間この状態が続いている場合でも、念のため状況を確認し、必要であれば税務署や該当する会社の総務担当者へ問い合わせて、正しい手続きを取ることをお勧めします。
大変わかりやすいご回答をありがとうございました。
本投稿は、2024年11月08日 15時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。