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「住宅ローン控除初年度のふるさと納税の上限額について」

令和4年12月に新築を購入し、令和5年1月から住宅ローン開始します。節税の為、ふるさと納税をしたいと思ってますが、ふるさと納税の上限額が住宅ローン控除があると変わる(低くなる)と聞いたのですがその上限額の計算が分かりません。ちなみに、今まで一度もふるさと納税をした事がありません。
上限額を教えて頂く為には、源泉徴収票の他、何が必要でしょうか?この文章に記載しても構いません。ご教授願います。

税理士の回答

上限額の計算は、個人住民税の所得割額の20%+2,000円です。
この計算のためには、
源泉徴収票の、①給与所得控除後の金額と、②所得控除の額の合計額が分かれば計算できます。
計算は、(①-②+5万円)×10%で個人住民税の所得割額。
この金額の、20%+2,000円が限度額です。
なお、今の計算で5万円を加算したのは、基礎控除額が住民税の方が5万円少ないためです。
つまり、所得税の課税所得は①-②ですが、住民税の課税所得は基礎控除が所得税より5万円少ないため、課税所得が5万円増えることになります。

以上のとおり、ローン控除は影響しません。

令和3年分源泉徴収

支払金額       約6700000
給与所得控除後の金額 約5000000
所得控除の額の合計  1559680
源泉徴収税額     269400
社会保険料等     943037
生命保険料控除    120000

住宅ローン令和5年より支払始め 42000000借入

扶養 子供14歳 のみ

お忙しい中大変申し訳ありませんが、この条件でふるさと納税の上限額は分かるでしょうか?
ご教授願います。

私の計算では、上限額は71,800円です。

5,000,000-1,559,680+50,000=3,490,000(端数切捨て)
3,490,000×10%=349,000(個人住民税所得割額)
349,000×20%+2,000=71,800円
なお、念のためお住いの市役所の市民税の係で確認願います。

迅速なご対応ありがとうございました。非常に助かりました。

すいません。もう一つ質問なのですが、住宅ローンはふるさと納税の上限額には関わらないと言う認識で宜しいでしょうか?

最初に回答したとおり、関係しません。
例えば、4,000万円×0.7%で280,000円。
所得税からでは引ききれないので、10,600円は個人住民税から控除になったとしても、上限額には影響しません。
なお、この点についても、市役所の市民税係に確認してください。

申し訳ございませんでした。
私の勘違いで、所得税の税率によって限度額は変動するようです。

ご質問のケースの所得税の税率は、20%。
個人住民税の所得割額は、3,490,000の10%で、349,000円。
この場合の限度額は、個人住民税の所得割額28.74%+2,000円。
349,000×28.74%+2,000=102,302円が正しいようです。

以上、お詫びして訂正させてください。

本投稿は、2022年11月24日 21時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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