準確定申告で医療費200万円超だった亡き父と、生計を一つにしていた母の確定申告での医療費控除
昨年の春に父が病死し、その相続によって母が不動産所得を得るようになったため、この度母が確定申告をします。
私がそれを手伝います。
医療費控除について質問です。
父は亡くなる寸前でさまざまな治療を受けていたため、父の昨年の亡くなるまでの医療費は医療費控除上限の200万円を大幅に超えました。
そのため、父の準確定申告では210万円程の医療費が申告され、残りの領収書が私の手元に残っています。
この残った領収書を、今回の母の確定申告で使うことはできますか?
両親は生計を一つにしており、母は父の扶養に入っていました。
実際に支払ったのは誰かといえば、父が負担した(父の財布から支払った)部分と母が負担した(母の財布から支払った)部分が混在していると思います。
亡くなった後の父の医療費は今回の母の確定申告で申告して良いという話は知っていますが、生前の200万円超の医療費については良く分からず、ご質問させていただきました。
ご回答、宜しくお願い致します。
税理士の回答

藤本寛之
生計を一にしていたとしても、ご相談者様の生前の父親の医療費を誰が負担していたか、といった点を考慮する必要があります。
生前の200万円超の医療費をご相談者様の母親が負担したとして所得税の申告をすることはできないと考えます。
ご回答ありがとうございました。
誰が負担したかをきちんと考慮すべきなのですね。
実はこちらで質問をアップさせていただいた後、複数の税務関連の方に伺う機会があったのですが、意見が分かれています…
確定申告に役立たせていただきます。
本投稿は、2018年03月01日 19時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。