風俗の確定申告について
現在、風俗で生活をしています。
確定申告をしたいのでお店に給料の明細書を求めましたが、ないとのこと。確定申告の相談をしたところ、お店からの収入で申告しないでくださいと言われてしまいました。
業種は、サービス業などにしようと思いますが、支払い主、住所などの欄わどうしていいかわかりません。
私が申告したことによって、お店や女の子に迷惑かけることもしたくありません。
そういった場合は
なんと記入すればいいのでしょうか?
私も変にひっかかり税務署などから質問もされたくないです。
収入の証明の明細書はありませんが
自分で手書きでまとめていれば確定申告できますか?
ご回答いただけると幸いです。
税理士の回答

竹中公剛
収入の証明の明細書はありませんが
自分で手書きでまとめていれば確定申告できますか?
できます。
ご回答いただきありがとうございます。
私のようにお店に確定申告をお店からというのでしないでと言われている場合、支払い主や住所
どうやって記入すればよろしいでしょうか?

竹中公剛
私のようにお店に確定申告をお店からというのでしないでと言われている場合、支払い主や住所
どうやって記入すればよろしいでしょうか?
とりあえず、なしで申告するしかないでしょう。
聞かれたら、事実を素直に言ってください。

私も税務署で仕事をしていた際には、同じ様なご相談を受けましたので、事情は御察しします。(残念なことに特に海外から来られた方が多い様でした)
その場合は先の先生がご回答頂いた通り、収入の証明の明細書がなくても「自分で手書きでまとめていれば確定申告できます」ので大丈夫です。「支払い主、住所などの欄」の記載の必要はありません。ご自分の申告の計算のみ正確に行ってください。
風俗業で働いている人で店と雇用契約をしている従業員というケースは少く、たいていの場合は雇用契約ではなく店と「業務委託契約」をしています。
業務委託契約とは、個人が店から仕事を請け負っている契約を指します。つまり、あくまでフリーで働いているということです。このような仕事をしている人のことを「個人事業主」といい、個人事業主は従業員と違い確定申告をする必要があります。
業務委託契約で風俗業で働いている人は確定申告をして所得税を納める必要があります。所得税は1年間の収入から必要経費を差し引いた所得(いわゆる儲け)に対してかかります。所得の計算は、年間の収入から年間の必要経費を差し引いた金額となります。
収入についてはお店から受け取った収入の合計金額になるため、店から支払い明細が貰えなければ、自分で金額等を書き留めたもので問題ありません。「支払い主、住所などの欄わどうしていいかわかりません」という事であれば強いて記入の必要はありません。必要経費とは収入を得るために必要な支出のことです。風俗業で働く人の必要経費には、下着、ドレス、洋服などの衣装アクセサリー代やクリーニング代、美容グッズや化粧品代、携帯電話代、タクシー代等の交通費、エステなど美容院代、接待のための食事代。その他仕事で必要な経費(雑貨やプレゼント代など)となります。ただし、必要経費にするためには、レシートや領収書を保存しておく必要があります。また、あくまで仕事で使う分に限るため個人的に使用する部分は按分する必要があります。
「確定申告をしたいのでお店に給料の明細書を求めました」ということで、給与の可能性もあり、源泉徴収されているならば給与明細や源泉徴収票を交付してもらう必要があります。この場合は税務署から給与支払者であるお店に対して指導することになります。
「確定申告の相談をしたところ、お店からの収入で申告しないでくださいと言われてしまいました」というお話から、色々な意味で問題のある事業者と思われますが、「私が申告したことによって、お店や女の子に迷惑かけることもしたくありません」というお気持ちは分かります。ですが、税務署の職員は守秘義務がありますので情報提供頂いた方の個人情報を漏らすことは絶対ありません。税務署から問い合わせがあった場合は、事情を説明したうえで事実をお答えいただくことをお勧めします。
本投稿は、2022年10月11日 18時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。