白色申告で事業主貸借の記帳は必要ですか？

副業の収益受け取りに使用している専用口座からプライベートの口座に送金した場合や、プライベートの口座から副業用の経費を支払った場合、青色申告の場合は事業主貸/借という勘定を逐一記帳する必要があると知りました。

これは白色申告をする場合でも同様でしょうか？現在はただ単に発生した収益と経費の額のみを記録しており、特に何も考えず頻繁に専用口座からプライベートの口座に送金していたので、とても不安です。

来年の頭に確定申告（白色）が必要そうなので質問させていただきました。税関係についてまったく知識がないので、見当はずれの質問でしたら申し訳ありません。

税理士の回答

唐澤寛

唐澤会計事務所

1. 東京都
2. 小金井市

　白色申告の場合、収入金額と必要経費の記帳のみで足り、事業主貸、事業主借の記帳の必要はありません。

　青色申告の場合は、貸借対照表を作成する必要があり、資産科目である普通預金について帳簿残高と通帳残高を合わせる必要があることから、事業主貸、事業主借を利用するなどして、すべての入出金を記帳しなければなりませんが、白色申告の場合は、貸借対照表を作成する必要はないので、資産科目である普通預金勘定がそのものが帳簿に存在しなくて差し支えないからです。

とてもわかりやすく説明いただき心から感謝申し上げます。疑問が解決いたしました。

本投稿は、2023年04月12日 04時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。