法人の休眠中の諸費用について
法人の休眠化について質問させてください。
サラリーマン業との兼業で、合同会社の一人社長をしております。
この先、取引先との契約が切れ売り上げがゼロとなる可能性があり、
その際、法人の休眠化を考えております。
法人からは報酬はもらっておらず、社会保険の支払いはしておりません。
また、内部留保が数千万あり、社有車(償却済み)も一台あります。
このような状況下で休眠化した場合、経費処理が行えないため、以下の疑問出てきます。
・社有車の車検はどうするのか(私個人が支払えばよいのか/会社の貯蓄から払うのか)?
・内部留保のお金は、一部、私が法人と金銭消費貸借契約を結んで借りているが
返済や利子の支払いなどは、通常通り法人口座に支払えばいいのか?
・上記借用利子のほか、わずかながら銀行口座である以上 数円の利子が入ります。
この扱いについては収入にするのか?
ネット記事など参考にしますと、休眠と言えども確定申告する必要があるとのこと。
上記支払いは、経費にはならないものの、会計ソフトに記録を残し、
確定申告をすることとなるのでしょうか?
対極的な考えとしては、社長がお金は金銭消費貸借契約を結んで
休眠の再開まで借りてしまい、経費は社長個人が支払うという考えもあるのかと思います。
いかがでしょうか?
税理士の回答

法人としての活動を休止していても、発生する収入、費用は休眠会社の会計上処理が可能です。(例えば確定申告をする場合の税理士報酬など)
ご質問の車検、返済、返済利子、預金利子は法人としての活動を休止していても発生するものとして会計処理可能と判断されます。
今後活動再開の可能性がある場合、2期連続で期限内に確定申告をしない場合は「法人の青色申告の承認の取消し」となり、青色承認の特典を受けることが出来ません。
ご回答ありがとうございます。
ご回答いただくまでに、自分なりに調査をして文末のような税務相談がありました。
本来発生してはいけないもののようなので、
活動を休止していても、発生する収入、費用は休眠会社の会計上処理が可能
会計上処理が可能、とはどのような仕分けとなるのでしょうか?
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https://www.zeiri4.com/c_1076/q_123577/
「休眠中ですから、クルマを使用することも、自動車税など支払うこともないのが前提です。
これらの行為があるならば、休眠会社ではありません。
休眠前に、クルマは手放してください。手放した事業年度は休眠ではありません。」
https://www.zeiri4.com/c_1032/q_17249/
「銀行預金は利息がついた場合は休眠しなかったとみなされる場合がありますので、念のために処理をされることをおすすめします。」

休眠、休業の定義が明確ではないので、解釈が分かれるものと思います。
おそらく質問者様の合同会社が休眠中かどうかで問題が出てくるのが、法人道府県民税、法人府民税の均等割りの負担があるか無いかだと思います。
影響のある役所等に問い合わせて、休眠、休業に当てはまるかを確認されるのが、最も正確な判断になると思います。
本投稿は、2023年11月14日 19時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。