年金受給者の確定申告について
知り合いに頼まれて毎年確定申告を手伝って来ましたが、今年から変動があり、やり方が分からないところが出て来たのでご教授下さい。
御本人 世帯主 79歳
年金収入額 約180万
給与収入(1月〜4月)6万円
妻 76歳
年金額 約65万円
これまでは上記の内容で御本人の確定申告をして来ましたが、今年から妻に家賃収入が入るようになりました。
家賃収入は5万円/月の年間60万円で、必要経費として固定資産税がありますが聞いていません。
以上の場合、確定申告にはどのような手順が必要でしょうか?
これまで御本人の給与収入が年間15万円で妻の家賃収入がなく非課税でしたが一応毎年e-taxで確定申告はしていました。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
今年から家賃収入が発生したため、
奥様は「不動産所得」として申告する必要があります。
【計算の流れ】
① 家賃収入:年間 60万円
② 必要経費:固定資産税、管理費、修繕費など(わかる範囲で)
③ 不動産所得 = 収入 - 経費
たとえば固定資産税が年間5万円程度なら、
不動産所得は 60万円-5万円=55万円 となります。
④ 年金収入65万円については「公的年金等控除」を差し引きます。
65歳以上の場合、公的年金等控除は110万円なので、
年金所得は 0円(=非課税)です。
⑤ よって、奥様の総所得は「不動産所得のみ(約55万円)」になります。
基礎控除48万円を差し引くと、課税所得は 7万円程度です。
→ 所得税はほぼゼロ、住民税が少しだけ発生する可能性があります。
ご返答ありがとうございます。
重ねてご質問させて下さい。
その後自分でも色々調べて今年分から基礎控除額が増えたと聞いたのですが、この場合は48万円のままなのでしょうか?
仮に経費を差し引いて不動産所得が基礎控除額を下回った場合は確定申告不要と考えて良いのでしょうか?
本投稿は、2025年10月31日 09時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







