無職で少額の利子所得のみがある場合、確定申告すれば源泉徴収された税金が戻ってくるでしょうか?
所得の合計が基礎控除(33万円)の範囲内の場合、銀行の預金で得られた利子所得も確定申告すれば、源泉徴収で強制的に引かれた20%程度は戻ってくるのでしょうか?
税理士の回答
利子所得は、原則として、その支払を受ける際、利子所得の金額に一律15.315%(他に地方税5%)の税率を乗じて算出した所得税・復興特別所得税が源泉徴収され、これにより納税が完結する源泉分離課税の対象となり、確定申告をすることはできません。
ご回答ありがとうございます。
雑所得であれば確定申告して源泉徴収された金額が戻ってくるという理解をしていますが、利子所得ではそもそも確定申告することができない決まりとなっているということでしょうか?
利子所得は、源泉分離課税ですから、確定申告はできません。
国税庁のホームページを参考にして下さい。
No.1310 利息を受け取ったとき(利子所得)
[平成31年4月1日現在法令等]
1 利子所得とは
利子所得とは、預貯金及び公社債の利子並びに合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得をいいます。
2 所得の金額の計算
利子等の収入金額(源泉徴収される前の金額)が、そのまま利子所得の金額となります。
3 税額の計算方法
利子所得は、原則として、その支払を受ける際、利子所得の金額に一律15.315%(他に地方税5%)の税率を乗じて算出した所得税・復興特別所得税が源泉徴収され、これにより納税が完結する源泉分離課税の対象となり、確定申告をすることはできません。
詳しくご説明いただきありがとうございました。解決いたしました。
確定申告の欄に利子所得を申告する欄があるのは、
何のために使うものなのでしょうか?理解を深めるために、もしよろしければ教えて下さい。
(利子所得は勝手に源泉徴収されるものなのに欄がある必要性がわからなくなりました。
源泉徴収されていない利子所得があれば、税金を取るために欄があるということでしょうか?)
本投稿は、2020年02月17日 19時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。