会社退職後の海外移住、所得税の確定申告について
初めまして。
この度結婚のため、2021年の1月20日に海外移住のため出発することとなりました。
1月8日にて会社を退職し、2021年1月分の給与が1月25日に振り込まれる予定です。給与以外の所得はありません。
会社側に1月の給与支払い時に出国年末調整をして頂こうと考えておりますが、それが不可能だと言われた場合はどのように対応すればよろしいでしょうか。
2021年1月の給料は数万程になる予定ですが、出国前の確定申告または納税管理人の届けを出す必要がありますか?
宜しくお願い致します。
税理士の回答

回答します
出国前年末調整や確定申告は、出国前に支払われる給与に対してされますので、今回のご質問のケースには当てはまらないと思われます。
非居住者になった者に支払らわれる「給与」は、日本での勤務に対する部分に対して20.42%で分離課税されます(源泉徴収)。
ただし、計算期間の中途で出国された場合の「給与」は、日本で課税しない特例がありますが、当該給与は計算期間が完了された後(退職後)に支払われますので、課税対象となります。
会社の源泉徴収に関わることでもありますので、会社の所轄税務署の「源泉担当」の方に経理の方から確認していただいてはいかがでしょうか。
国税庁HPの説明箇所を参考に添付します。
一番下の段落の「なお書」と「( )書」を参照してください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2517.htm
本投稿は、2021年01月11日 23時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。