申告の基本的なことについて
何の申告もしないまま、5年ほど絵画教室を自宅で開いています。
最近生徒が少し増えて、頂いている月謝が月平均で6万円ほどになりました。材料などを教室側で用意していて、その費用を差し引くと月5万円ほどの所得になるのだと思います。
近々地域の生涯学習センターで生徒さんたちの絵を展示しようとおもっています。
このぐらいの収入だと何の申告もいらないのかなと勝手に思い込んでいましたが、センターに申し込むに当たって何となく不安になり、質問させていただきました。本当に無知ですみません。
いろんな所得についての申告が、必要なのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

諸経費を差し引いて月5万円程の利益ですと年間の利益(所得)で考えますと60万円程になります。
基礎控除額が38万円ありますので、社会保険料控除や生命保険料控除などの所得控除の金額が22万円以上ありますと課税所得金額がゼロとなりますので、確定申告は不要となります。
社会保険料控除等の所得控除の金額が22万円以下の場合には、確定申告が必要になることもありますのでご留意ください。
宜しくお願いします。
丁寧で詳しいご回答ありがとうございました。加えて質問させていただきますが、
所得控除の金額が22万円以上
ということが、わかりません。基礎控除額とは一体どういう意味なのでしょうか、基本的なことすぎて、ほんとうに申し訳ないのですが、わかりやすく説明いただけたらありがたいです。

ご連絡ありがとうございます。
所得控除とは、所得税や住民税を計算するときに控除することができる金額をいいます。例えば、面倒をみなくてはいけない家族がいる人や、社会保険料をきちんと納めている人、生命保険や地震保険に加入している人などについて、一定の規定を設け、税負担を軽くする制度となっています。そして、必ずあるのが基礎控除(38万円)というものです。
所得控除の一つで、国民健康保険料や国民年金などの社会保険料を納めていると、その全額が税金計算上、差し引くことができます。相談者様の場合、国民健康保険料や国民年金の支払金額が22万円以上あると、基礎控除38万円と合計すると所得控除が60万円以上となり、税金はかからなくなりますので確定申告も必要なくなる、という内容です。
少々難しい表現になってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。
さらに詳しく説明いただきありがとうございました。とてもわかりやすく、すっきりしました。
本投稿は、2017年01月19日 17時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。