昨年10月末頃に個人事業者になりました。
副業で事業を営んでおりまして、昨年の売上は30万未満、粗利も10万未満という具合です。
率直にお聞きして、確定申告は必要でしょうか?
コンサルを受けておりまして、講師には"昨年の実績では確定申告は必要ないのでは?"と言われていた為、考えていませんでした。ですが税務署から書類が届いて、危機感を覚えました。
必要、もしくは不要な"理由"も聞かせて頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。
税理士の回答

行方康洋
確定申告をする際には、所得控除というものがあり、その中で基礎控除48万円は、申告するすべての納税者に認められる控除になります。
したがいまして、48万円以下の所得の場合は、納税額がゼロとなり、確定申告は不要となります。
ただし、所得税の申告をした場合、住民税の申告が不要となりますので、今後個人事業を専業でされる場合(将来的には納税が発生することが想定される)は、確定申告をされた方がよろしいかと思います。
行方先生
御回答頂き有難う御座いました。
昨年の売上や粗利は48万を下回りますので、確定申告は不要である事、理解致しました。
ただ所得税の申告とは、青色申告の事でしょうか?
正直申し上げ、あまり理解が出来ていません。
先に挙げました売上や粗利の額で、私は青色申告をした方が得なのでしょうか?
還付のようなものが期待出来るなら考えたいと思っています。
御回答頂いてさらに質問する事、大変失礼かもしれませんが併せて御教授頂けると幸いです。

行方康洋
所得税は国税で、住民税は地方税になります。
確定申告をして納税するのは所得税(国税)で、その内容に基づき、住民税(地方税)が課税されることになります。
青色申告と白色申告は、確定申告のやり方を言いますので、所得税の申告に当たっての区分になります。
確定申告をされる場合は、青色申告の方が白色申告よりも特典が多いので、ご検討されればと思います。
有利不利などは、事業や所得の内容を確認しなければお答えできませんので、もう少し詳細をお知りになりたい場合は、お近くの税理士にお話を聞かれてはどうかと思います。
御回答有難う御座いました。
大変参考になりました。
本投稿は、2021年02月04日 18時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。