新事業準備のための経費の計上の仕方について
昨年、個人事業主のデザイナーとして開業したのですが、今年からデザイン業務と並行して、雑貨の製作・販売業務もやっていく予定にしています。
雑貨の製作・販売業務はまだスタートしていないので昨年分の売上はありませんが、材料の購入などでかかった費用があるので、確定申告の際に経費として計上できたらと思っています。
まだ売上の発生しない新事業の準備にかかった費用を、開発費のような形で繰延資産として計上することはできますか?
また、雑貨の製作に必要な技術を習得に通っているのですが、そのスクールの月謝も経費に含めても問題ないでしょうか?
税理士の回答
東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。
材料の購入については、売上と対応させる必要がありますので、売上がないのであれば、在庫として翌年以降の経費になります。
また、開業のための費用については、まとめて「開業費」とし、償却することになります。
雑貨の製作技術習得にかかる費用も、経費として差し支え無いものと考えます。
以上よろしくお願い致します。
ご返答いただきありがとうございます。
材料の購入分を在庫とする場合、仕訳はどのようにしたらいいのでしょうか?
デザイナー業の方の開業前にかかった開業費が既にあるのですが、それとは別に雑貨の方の購入した道具や技術習得にかかった費用も開業費にするということでしょうか?
その場合は、開業費が二つ存在することになりますが、備考欄などにどっちの開業費かを記載しておけば、問題ないものなのでしょうか?
ご連絡ありがとうございます。
在庫の仕訳は、
原材料/期末棚卸高
となります。
開業費については、雑貨の方でも計上することになります。
内訳を申告する必要はなく、ご自分でわかるようにしておけば結構です。
丁寧に回答してくださりありがとうございました。とてもよくわかりました。
本投稿は、2017年02月04日 16時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。