フリーランスの事業拡大のための研修費について
フリーランスの事業拡大のための研修費を確定申告で経費に出来るか教えてください。私はフリーランスの通訳ガイドです。20年度はコロナ禍で外国人のガイドの仕事が無くなったので専門学校の非常勤講師で給与収入を得ました。今後ガイドの仕事が戻るか不透明のため、講師業の能力改善のためある大学の実務家教員養成コースを受講し、修了しました。費用は30万円でしたが、これを確定申告で費用に出来るでしょうか。
税理士の回答

米津良治
コロナの影響が直撃している業種であり、ご苦労、ご不安、お察しいたします。
講師業への事業転換のためのコストと捉えて、事業経費に計上、事業所得が赤字になり給与所得と相殺、給与から差し引かれた源泉所得税の還付申告。という流れをイメージされていると思います。
ご心配の通り、当然に認められるものとは言い切れません。とは言え、私の顧問先でご相談者様と同様の状況におかれた方がいらっしゃいましたら、そのように申告をすることをお勧めし、税務署に対しても誠意をもって説明をいたします。説明の趣旨としては、2020年はたまたま給与所得扱いの講師収入しかなかったものの、今後は事業所得として講師収入があるという前提で、研修費を事業経費に入れているという内容になるでしょう。
必須ではないですが、説得力を増すために、開業届の「職業」、「事業の概要」欄に「講師業」を追加して税務署に再提出をしておくことをお勧めします。

米津良治
税金とは直接関係ありませんが、「一時支援金」の申請はなさいましたでしょうか?状況的には最大30万円の給付が受けられると思います。
もし未確認であれば、調べてみてください。
米津先生
迅速に回答頂き誠に有り難うございました。
アドバイスに従い経費として申告してみようと思います。
また、一時支援金のことは全く知りませんでした。こちらも申請してみます。
このように迅速、丁寧かつとても親切な対応を頂き心より感謝しています。
重ねて本当に有り難うございました。

米津良治
とんでもないです。困難な状況に置かれて、大変な日々が続いていると思いますが、ここを乗り切ればきっとよくなりますので、お身体に気を付けて頑張ってください。
早速返信頂きありがとうございます。また何かありましたら、相談させていただきます。コロナ禍ですが、先生もご自愛され、益々ご活躍ください。
本投稿は、2021年03月15日 05時46分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。