源泉徴収だけ支払って、人件費は経費として計上しないというやり方は可能でしょうか?
去年の確定申告は済んでいます。
その上で、去年の3月に現金にて4人に合計100万円程度の給与を手渡しで払っています。
しかし、その当時源泉徴収の義務があることを知らず、源泉徴収はしていません。
その分の税金の申告は当人たちに任せていました。
そして去年の確定申告時、人件費を経費として計上しませんでした。
理由としては、処理に困る現金で、さらに手渡しとなると、それを証明する手段がないからです。
もし税務署に架空人件費で疑われた場合、それを証明する方法がないため、
そのリスクを背負うのだったら、経費から外して、税金を多めに払った方が良いと考えたからです。
ただ、その一方、当時働いた従業員に頼まれ、休業支援金の受給に協力しています。
恐れているのは、現金支給であるため労働実態の証明方法がなく、詐欺を疑われた場合にリスクになる点です。
当時しっかり源泉を取っていればそれが証明になったと思いますが、
それをしていないので、今からでも源泉を取って、それを証明にできないかと考えました。
今から修正申告をして源泉を払うとなると、
実はあの時人件費を現金で払っていましたという
明らかに怪しい修正になると思います。
払っていない源泉をしっかり払いたいという気持ちはあるのですが、
今更人件費を経費に入れて、すでに払った所得税の額を変更するのは気が引けます。
なので、源泉徴収だけ払って、
所得からは人件費を引かないという税務署を敵に回さない処理は可能かどうかお伺いしたいです。
税理士の回答

源泉徴収だけ払って人件費を経費としない方法は矛盾があり、妥当な方法ではありません。「更正の請求」という方法により正当な経費を主張し源泉税を納付することをお勧めします。
本投稿は、2021年09月03日 12時46分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。