購入予定の自宅の持分割合について
土地を購入して自宅の新築を検討しております。父にもお金を出してもらい、残りは私が住宅ローンで借りる予定です。土地と建物の持分割合について、土地建物共に父と私とで同じ割合で所有した方が良いのか、土地を父、建物を私(もしくはこの逆)、というように土地と建物の所有者を分けた方が良いのか分かりません。それぞれのパターンのメリット、デメリットがあれば教えてください。
税理士の回答
金額など詳細がわかりませんので一般的な回答となります。
原則的には、資金の負担の割合に応じて所有権を按分しますが、土地は基本的に減価しないので将来の相続を考えた場合、土地はご相談者様の持ち分を多くした方が良いと思います。
なお、住宅の新築・取得については最大1200万円までお父様から非課税で贈与を受けることができますのでご検討ください。
住宅取得資金贈与については以下をご参照ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4508.htm

相談者様とお父様が同居されることを前提で考えますと、お父様の資金は土地代に優先的に充てることが宜しいと考えます。理由は、お父様にご相続が発生した場合に、ご自宅の敷地に関しては小規模宅地の減額特例が適用できるため、相続税の節税効果が期待できるからです。
また、将来、この住宅を売却する可能性がある場合には、お父様の資金は土地代に優先するも、建物代にも少し回すことをお勧め致します。理由は、売却時に居住用財産の譲渡の特例(3000万円特別控除)を適用できるようにするためです(居住用財産の譲渡の特例は、建物の所有が適用要件となっております)。
以上、ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2018年03月30日 22時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。