税務調査
税務調査で銀行口座を調べられるのですが、そこで、入出金履歴など、どこから入金されてという情報を税務署は見れるのでしょうか。
また、その内容を検察等に報告する事はあるのでしょうか。
ちなみに申告漏れになります。
税理士の回答

調査上必要となれば、入出金の内容を確認することは有り得ると思います。
一般の税務調査の内容を検察等に報告という制度にはなっていません。

税務署の調査権限は強力ですので、本人の同意がなくても銀行口座の取引履歴などを調べることが可能です。 税務署が調査する銀行口座の取引履歴は長いですし、調査対象者だけでなく親族、関係者などの口座も調査できます。「入出金履歴など、どこから入金されてという情報」ももちろん把握されます。ですから大抵の場合は金融機関間の取引内容から、振込送金元の名称や連絡先及び金融機関等も特定されます。
「その内容を検察等に報告する事はある」かについては否定的です。『基本的』に税務調査における個人情報は外部には流出しないことになっていますので、司法当局への通報はないものとお考え下さい。調査の過程で犯罪を把握しても刑事事件として処理されることはないと思われます。
なお逆に課税通報制度として、刑事事件等の捜査において発覚した不法収益に関して、発見した当局が税務当局に通報することを制度化されています。
先生、お忙しいところありがとうございます。
初めての確定申告で、その後税務調査で不安で毎日寝られませんでした。
勉強になりました。
ありがとうございます。
本投稿は、2023年10月19日 14時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。