税務署調査: 住宅ローン支払い中の空き家に、知り合いが泊まること
今年から海外に住んでいる者です。家を失ってしまうか、理不尽な追納が発生したらどうしようと不安を抱えています。
今年春に海外転出しましたので今住民票もありませんが、2022年分の所得申告漏れがあり昨日税務調査の電話がかかってきました。(日本の電話番号を海外でも使えるようにしています) 当時住宅ローン控除で返ってきた分が多すぎたので、もちろん指示に従い代理人になってもらっている家族に修正申告のサインと支払いをしてもらうことになりその電話は終了しました。
そこで心配になったのは、住宅ローンを支払い中の自宅です。固定資産税も支払い続け、住宅ローンも支払い中です。現在空き家にしています。帰国の際に私たち家族が使うため家具なんかもそのままにしています。2ヶ月に1度くらい、親戚や友人が管理しに来てくれるんですがその際に1〜3泊することがあります。(遠方から来てくれるため)
電話では、何度か税務署の人がうちを尋ねたのだとおっしゃり、怪しく「あ、貸してるんですね」「ではこの家には今誰が住まわれているんですか?」と言われました。否定し、現状空き家であると伝えました。これは、賃貸や民泊のようなことをしていると疑われているんでしょうか?そして、友人が泊まることもあるというのは、お金をもらっていなくても貸したということになってしまうんでしょうか?調査員が家を監視しに来た時にちょうど友人が管理しに来て泊まったりなんかしたら、アウトなんでしょうか?
ちなみに銀行にもこのことはきちんと伝えて許可を得て海外転出しました。賃貸は当然だめだが空き家にしておく分には問題ないと。税務署にこんなふうに疑われてかなり不安なのですが、家を失ってしまうようなことになりたくなくこちらで質問いたしました。どうかよろしくお願いします。
税理士の回答

石割由紀人
税務署の調査官が自宅を訪れているという話や、空き家であると説明したにもかかわらず賃貸や民泊の疑いを持たれている点についてですが、税務署が疑いを持つ理由としては、家が長期間空き家であったり、外部の人が時々宿泊するという状況が挙げられます。しかし、短期間の宿泊であれば通常は賃貸や民泊には該当しません。

石割由紀人
友人が泊まること自体は、賃貸や民泊とみなされることはほとんどありません。ただし、頻繁に宿泊する場合や、宿泊の頻度が高い場合には、税務署から疑念を持たれる可能性があります。明確に「貸し出し」ではないことを証明するために、泊まった日の詳細や宿泊の目的についての記録があれば安心です。

石割由紀人
税務署が監視に来ること自体は通常ありませんが、調査の一環として家を訪れることがあるかもしれません。友人が訪問している際に調査員が家を訪れると、不安になることもあるかもしれませんが、正確な情報と証拠を持っている限り、問題になることは少ないです。

石割由紀人
記録の保持: 友人が泊まった際の記録(宿泊の理由、日付など)を保持しておくと良いでしょう。
税務署とのコミュニケーション: 税務署に対して、現在の家の使用状況について正確に説明し、もし必要であれば書類などで証明できる準備をしておくと良いでしょう。
弁護士や税理士への相談: 状況が複雑な場合や不安が大きい場合には、専門家に相談するのも一つの方法です。特に、税務署からの調査について不安がある場合は、税理士や弁護士の意見を聞くと良いでしょう。
このように対応することで、状況を適切に管理し、問題を回避する手助けになるでしょう。
本投稿は、2024年08月30日 17時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。