同族会社から個人への有価証券の譲渡について
いつもお世話になっております。
さて、今回同族会社で保有している仕組債を個人である私と売買契約を結び売買しようと思っています。
そこで疑問がわいたのですが仕組債は現在時価が購入時の半分程度になっており会社から購入した場合会社側で経理上赤字が出てくるようになってしまします。
そのため、有価証券の売却損として計上できてしまうため法人税法上損金として認められるのか(同族会社の行為否認?)が疑問となったためご教授いただきたく記載させていただきました。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

中島吉央
仕組債といっても、いろんなものがあるのでなんとも言えませんね。満期になったら、今の時価よりも金額的には払われますか?
お世話になります。ご返信ありがとうございます。
時価よりは上がって戻ってくる見込み(予定)のものユーロ建のノックイン型の債券となっています。

中島吉央
つまり、現時点での時価では購入時の半分であるが、質問者さんに売却後、質問者さんが満期まで保有していたら、上がるものと考えて良いでしょうか?それとも、上がるのはあくまでも予想であり、上がるとは言い切れないものでしょうか?
上がるとは言い切れないものとなりますね。この商品に関してはあくまでも予想のものとなります。
元本割れのリスクもあります。

中島吉央
上がるものと言い切れないものであれば、実際は、税務署も攻めれないと思いますよ。
そもそも上がるものでも、なかなか攻めきれないというのが現実です。保険を会社で入って、低い解約率のときに社長に譲って、高い解約率になったら社長は解約するというのも危ないスキームと言われていましたが、これについても、税務署はなかなか攻めきれなかったというのが実情でした(私は勧めませんでしたが)。
すごく勉強になります!実例を踏まえていただいてご親切に説明していただきありがとうございます!
本投稿は、2019年11月13日 11時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。