税務調査通知後、税務調査前の修正申告について
白色申告の知人に税務調査の連絡がきました。
慌てて書類や領収書を探してみたら、売り上げ300〜400万程度で申告していたものが、実際は毎年250万ほど多かったそうです。
いい加減な人なので経費の領収書の金額も合ってなくて、それに伴い所得は毎年300万位多くなるそうです。
本当にいい加減な人なので悪気があってという感じではないのでどうにか少しでもいい方向に持っていってあげたいと思っております。
つきましては、上記くらい金額が違うと税務調査前に修正申告をしても悪質ととられる等、なんらかの理由で重加算税がかかることはありえるのでしょうか??
やってもやらなくても悪質とみられるなら諦めるしかないかなと思っております。
また、もし修正申告をする価値があるなら、税務調査の日程を遅くしてもらうことは可能なのでしょうか??(初回電話が来た時には調査員の方から日程変更できますよと言われたそうですが、修正申告のため遅くさせてとお願いしてもいいのでしょうか?)
先生方のお知恵をお借りしたいです。
よろしくお願いいたします!
税理士の回答

修正申告のために調査日程を後ろ倒しにしてというのは理由になりません。
また、仮に臨場調査の日までに自主修正をしたとしても調査を止めることにはなりませんし、かえって無用な不信感を税務署に与えることになりかねません。
なお、重加算税は仮装隠ぺいの事実がなければかかりませんので、これまでのことは素直に反省して、ありのままの状況を提示して調査が早く終わるよう、協力してもらうことをお勧めします。

上記くらい金額が違うと税務調査前に修正申告をしても悪質ととられる等、なんらかの理由で重加算税がかかることはありえるのでしょうか?
⇒正しく申告していなかった場合は、原則過少申告加算税がかかります。申告もれの内容が悪質であると税務署が判断した場合に重加算税の対象になります。記載の内容だけでは判断しかねます。
税務調査の日程を遅くしてもらうことは可能なのでしょうか?
⇒病気や優先すべき日程があるなど日程の都合がつかない場合には、変更してもらうことは可能でしょう。修正申告のためというのは理由にならないと思います。修正申告の意思があるのであれば、正直に話して早期に調査を終了してもらうほうが精神衛生上も良いのではないでしょか。
本投稿は、2020年10月09日 02時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。