源泉税の日額表の計算について
源泉税の日額表、乙欄の計算方法について質問です。
現在、会に参加していただいた報酬として、日額3万円を支払っています。
社会保険料などの控除はなし、手取3万円を渡したい場合、「8,320円に、その日の社会保険料等控除後の給与等の金額のうち24,000円を超える金額の40.84%に相当する金額を加算した金額」が源泉税の金額となりますが、この場合、その日の社会保険料等控除後の給与等の金額は手取りの3万円で良いのでしょうか。
それとも、この中に源泉税の金額は含まれていますでしょうか。
税理士の回答
社会保険料等控除後の給与等の金額は手取りの3万円で良い
そうですね。
答えを言ってしまえば、48,205円になります。
(48,205円-24,000円)×40.84%+8,320円=18,205円
48,205円-18,205円=30,000円
柳元先生
迅速なご回答をいただきありがとうございます。
(30,000円-24,000円)×40.84%+8,320円=10,770円
給与 40,770 / 現金 30,000 (実際の手取)
/ 預り金 10,770
上記だと勘違いしておりました。
不勉強で大変お恥ずかしいのですが、48,205円に至る過程をご教授いただけないでしょうか。
上記計算式になりますが、質問者様の計算では手取りではなく支給額が30,000円で計算されています。
私の計算式は、グロスアップ計算といって、手取30,000円とするには、いくらを支給すればいいのかという計算です。
エクセルを使うと楽に計算できます。
A1セル:仮に「40,000」と入れておきます。
B1セル:「=ROUNDDOWN((A1-24,000)*40.84%+8,320,0)」と入れます。
C1セル:「=A1-B1」と入れると、一応の答えが出ます。
C1セルに合わせたまま、データタブのwhat-if分析を選択します。
数式入力セル:C1、目標値:30,000、変化させるセル:A1とします。
すると、30,000円の答えになるA1の価が48,205円と導かれます。
※実際の計算式は、すべて半角で、カギカッコは計算式を区分するためのものなので、無視してくださいね。
柳元先生
グロスアップ計算、大変勉強になりました。
これで今後金額が変更になっても迷わず計算できそうです。
とてもご親切に、お時間をいただきましてありがとうございました。
本投稿は、2024年01月07日 14時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。