年を跨ぐ売上の帳簿付けについて
いつもお世話になっております。
以下の場合の帳簿の付け方について教えてください。
12月31日 商品が売れた
1月4日 発送
1月10日 受け取り評価(手数料が引かれ売上確定)
このように年を跨ぐ場合、どのように処理すれば良いのか困っております。
普段は商品が売れた日(売上金)、発送日(配送料)、評価日(手数料)というように付けています。
税理士の回答

土師弘之
売上計上基準の原則は、「実現主義」です。
この「実現主義」における「実現」とは、物品の販売では納品をした時、サービスの提供ではサービスが完了した時を指します。
現実的には、継続適用を要件として、次の3つの基準があります。
・発送基準……商品を発送した日をもって売上高を計上する
・引渡基準……商品が相手に届いた日をもって売上高を計上する
・検収基準……相手が商品を検収した日をもって売上高を計上する
したがって、通常は、「発送の日」に売上計上するというのが妥当だと思われます。そうすると、以下のような仕訳となります。
(1月4日) 売 掛 金 ✕✕✕ / 売 上 高 ✕✕✕
(1月10日) 現金預金 ✕✕✕ / 売 掛 金 ✕✕✕
支払手数料 ✕✕✕
「評価」というのはどういう状態なのかわかりませんが、基本形としては上記のようになります。
なお、「12月31日 商品が売れた」となっていますが、これは注文が入っただけと理解すべきではないかと思います。
本投稿は、2023年02月02日 23時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。