棚卸の入力について
2つの事業をしていて、両方から収入があります。
いっぽうは記事執筆、もう一方は作品制作、販売です。
現在マネーフォワードを使っているのですが、棚卸について質問があります。
作品の販売は2022年から始めたため、使う在庫の棚卸にかかる頭首残高はありません。
棚卸をしたのは、消耗品と仕入高で計上しているものについてです。
仕入れや消耗品にかかった金額と、年末時点での在庫の総額を出すことはできましたが、そこから先が分かりません。
その場合は、12月31日の仕訳にどのような科目を使って入力すればいいのでしょうか。
仕入れや消耗品に20万円、在庫が5万円とするとどのように仕訳を入力するのか教えていただけませんか?
また、棚卸によって売上原価と仕入高は出ますが、売上原価には記事執筆の売り上げも含まれませんか?
それは問題ないのでしょうか。
税理士の回答

棚卸表を作成されたと思いますが、棚卸表を、仕入に係る棚卸資産と、消耗品に係る棚卸資産とに分けて記載し、それぞれの金額を把握したうえで、
(借方)商品 ××× (貸方)期末商品棚卸高 ×××←仕入に係る在庫金額
(借方)貯蔵品 ××× (貸方)消耗品費 ×××←消耗品に係る在庫金額
と処理するのが適当だと思われます。
記事執筆には原価はかからないので、売上原価は作品の販売に係るもののみになり、売上は記事執筆と作品販売の合計金額になるのに対し、売上原価は作品販売のみの売上原価となりますが、それで全く問題はありません。
ありがとうございます。
仕入れと消耗品で分けた方が良いのですね。
消耗品については、継続的に使用していく道具なども含めているのですがその上で残っている消耗品の価格を出せば問題ありませんか?
また、(借方)商品 ××× (貸方)期末商品棚卸高 ×××←仕入に係る在庫金額
とのことですが、材料を使って制作した作品の価格の総額を「商品」、
期末商品棚卸高は在庫×単価として間違いありませんか?
(借方)貯蔵品 ××× (貸方)消耗品費 ×××←消耗品に係る在庫金額
「貯蔵品」に入る金額については、「消耗品」全体の価格、「消耗品費」については、在庫×購入時の価格を出したものという認識で大丈夫でしょうか。
お恥ずかしながら棚卸しというものが未だよく理解できておらず、ご教授頂ければ幸いです。

①継続的に使っている道具類は、棚卸資産ではないので、棚卸をする必要はありません。その他材料に近いような消耗品で期末に残っているものを数えて棚卸を行って棚卸表を作成すればよいかと思います。
②商品・期末商品棚卸高とも、「在庫数量×単価」で計上することになります。
在庫には、完成した商品のほか、材料も含まれます。仕訳は借方と貸方で同じ金額にする必要があります。
③貯蔵品・消耗品費とも、「在庫数量×期末日から最も近い日の購入価額」で金額を入力することになります。
丁寧に教えて下さりありがとうございました。棚卸しについての理解が深まりましたので、無事確定申告が出来そうです。また機会がありましたらその際はお力添えください。
本投稿は、2023年02月15日 19時28分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。